126 |
管理栄養士(第33回) |
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脂質異常症の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 高カイロミクロン血症では、脂質のエネルギー比率を20~30%Eとする。
2. 高LDL-コレステロール血症では、飽和脂肪酸の摂取を控える。
3. 低HDL-コレステロール血症では、トランス脂肪酸の摂取を控える。
4. 高トリグリセリド血症では、アルコール摂取量を25g/日以下とする。
5. 高トリグリセリド血症では、果糖を含む加工食品の摂取を減らす。
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高カイロミクロン血症では、脂質のエネルギー比率を20~30%Eとする。
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127 |
管理栄養士(第33回) |
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腸疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 潰瘍性大腸炎では、白血球数の低下がみられる。
2. クローン病では、チャイルド分類で重症度を評価する。
3. イレウスでは、経腸栄養法を選択する。
4. たんぱく漏出性胃腸症では、高たんぱく質食とする。
5. 過敏性腸症候群では、抗TNF-α抗体製剤が用いられる。
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たんぱく漏出性胃腸症では、高たんぱく質食とする。
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128 |
管理栄養士(第33回) |
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非代償性肝硬変で上昇する項目である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血清総コレステロール値
2. 血中アンモニア値
3. フィッシャー比
4. 血漿膠質浸透圧
5. 早朝空腹時の呼吸商
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血中アンモニア値
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129 |
管理栄養士(第33回) |
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消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 脂肪肝では、肝細胞内にコレステロールが過剰に蓄積する。
2. 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、インスリン抵抗性が増大する。
3. 急性胆嚢炎では、血清CRP(C反応性たんぱく質)値が低下する。
4. 急性膵炎急性期では、尿中アミラーゼ値が低下する。
5. 慢性膵炎非代償期では、グルカゴン分泌が亢進する。
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非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、インスリン抵抗性が増大する。
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130 |
管理栄養士(第33回) |
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合併症のない女性の高血圧症患者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食塩6g/日未満とする。
2. 魚(魚油)の摂取を推奨する。
3. 飽和脂肪酸の摂取を控える。
4. カリウムの摂取を制限する。
5. エタノールは、10~20mL/日以下とする。
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カリウムの摂取を制限する。
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131 |
管理栄養士(第33回) |
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微小変化型ネフローゼ症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー摂取量は、20~25kcal/kg標準体重/日とする。
2. たんぱく質摂取量は、1.5g/kg標準体重/日とする。
3. 浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
4. LDL-コレステロール値は、低下する。
5. ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて悪い。
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浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
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132 |
管理栄養士(第33回) |
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55歳、女性。身長160cm、体重56kg、BMI21.8kg/m2。血圧150/95mmHg、推算糸球体濾過量(eGFR)93mL/分/1.73m2、尿たんぱく量0.5g/日である。この患者の栄養管理として、食塩は5g/日とした。1日当たりのエネルギー量とたんぱく質量の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー量(kcal/日):1,200ーたんぱく質量(g/日):60
2. エネルギー量(kcal/日):1,200ーたんぱく質量(g/日):80
3. エネルギー量(kcal/日):1,600ーたんぱく質量(g/日):45
4. エネルギー量(kcal/日):1,600ーたんぱく質量(g/日):60
5. エネルギー量(kcal/日):2,100ーたんぱく質量(g/日):45
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エネルギー量(kcal/日):1,600ーたんぱく質量(g/日):60
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133 |
管理栄養士(第33回) |
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63歳、女性。身長155cm、標準体重53kg。週3回の血液透析療法を受けている。ドライウエイト49kg。透析前血清カリウム値5.8mEq/L。この患者の1日当たり目標栄養量の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):25ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):1.2ーカリウム量(mg/日):制限なし
2. エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):30ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):1.0ーカリウム量(mg/日):2,000以下
3. エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):30ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):1.5ーカリウム量(mg/日):1,500以下
4. エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):35ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):0.6ーカリウム量(mg/日):2,000以下
5. エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):35ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):1.0ーカリウム量(mg/日):制限なし
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エネルギー量(kcal/kg標準体重/日):30ーたんぱく質量(g/kg標準体重/日):1.0ーカリウム量(mg/日):2,000以下
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134 |
管理栄養士(第33回) |
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バセドウ病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 基礎代謝量が低下する。
2. 腸管蠕動運動が減弱する。
3. 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
4. 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
5. 血清総コレステロール値が上昇する。
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血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
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135 |
管理栄養士(第33回) |
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進行した慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の栄養アセスメントの結果である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 体重の増加
2. 安静時エネルギー消費量の増加
3. %1秒量の上昇
4. 動脈血酸素分圧(PaO2)の上昇
5. 血清トランスサイレチン値の上昇
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安静時エネルギー消費量の増加
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136 |
管理栄養士(第33回) |
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新生児の頭蓋内出血を予防するために補給する栄養素である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンA
2. ビタミンK
3. ビタミンB1
4. ビタミンB12
5. ビタミンC
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ビタミンK
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137 |
管理栄養士(第33回) |
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23歳、女性。身長150cm、体重34kg(標準体重50kg)、BMI15.0kg/m2。2週間以上、ほとんど摂食できていない神経性やせ症の患者である。緊急入院させ、静脈栄養管理となった。輸液開始時に投与する1日当たりのエネルギー量である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 500kcal/日
2. 1,000kcal/日
3. 1,500kcal/日
4. 2,000kcal/日
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500kcal/日
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138 |
管理栄養士(第33回) |
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骨粗鬆症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 骨吸収は、閉経後に低下する。
2. 骨型アルカリホスファターゼは、骨吸収マーカーである。
3. 低カルシウム血症となる。
4. 食塩摂取過剰は、リスク因子である。
5. 治療には、ステロイド薬が用いられる。
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食塩摂取過剰は、リスク因子である。
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139 |
管理栄養士(第33回) |
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消化器手術とその合併症の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食道切除ー脂肪吸収障害
2. 胃全摘ー巨赤芽球性貧血
3. 胆嚢摘出ー低血糖
4. 膵臓切除ー嚥下障害
5. 直腸切除ーダンピング症候群
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胃全摘ー巨赤芽球性貧血
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140 |
管理栄養士(第33回) |
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重症嚥下障害患者の直接訓練に用いる嚥下訓練食品である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. お茶をゼリー状に固めたもの
2. 牛乳にとろみをつけたもの
3. ヨーグルト
4. りんごをすりおろしたもの
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お茶をゼリー状に固めたもの
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141 |
管理栄養士(第33回) |
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メープルシロップ尿症の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーの摂取量を制限する。
2. 分枝アミノ酸の摂取量を制限する。
3. シスチンの補充を行う。
4. 食事療法の評価は、血中チロシン値を用いる。
5. 食事療法は、成人期には不要となる
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分枝アミノ酸の摂取量を制限する。
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142 |
管理栄養士(第33回) |
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褥瘡に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 大転子部は、好発部位である。
2. 貧血は、内的因子である。
3. 十分なたんぱく質の摂取量が必要である。
4. 亜鉛の摂取量を制限する。
5. 30度側臥位は、予防となる。
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亜鉛の摂取量を制限する。
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143 |
管理栄養士(第33回) |
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地域における公衆栄養活動の進め方に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. PDCAサイクルに基づいた活動を推進する。
2. 住民のニーズを把握するため、自治会を活用する。
3. 活動を効果的に推進するため、関係機関と連携する。
4. 住民の参加は、事業評価段階から行う。
5. 行政栄養士は、コーディネータとして活動する。
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住民の参加は、事業評価段階から行う。
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144 |
管理栄養士(第33回) |
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最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養素等および食品群別の摂取状況に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 鉄の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
2. 食物繊維の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
3. 脂肪エネルギー比率が30%E以上の者の割合は、女性より男性で高い。
4. 果実類の摂取量は、男性より女性で多い。
5. 乳類の摂取量は、女性より男性で多い。
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果実類の摂取量は、男性より女性で多い。
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145 |
管理栄養士(第33回) |
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最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の食塩摂取量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 過去10年間では、減少している。
2. 男性の摂取量は、10g未満である。
3. 女性が男性より多い。
4. 20~29歳が60~69歳より多い。
5. 都道府県の上位群と下位群では、3gの差がある。
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過去10年間では、減少している。
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146 |
管理栄養士(第33回) |
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食料問題に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食料安全保障では、経済的事由による入手可能性は考慮しない。
2. わが国の総合食料自給率(供給熱量ベース)は、50%前後で推移している。
3. 食料自給力とは、輸入される食料も含めた潜在的供給能力をいう。
4. 食品ロスは、賞味期限切れによって廃棄された食品を含む。
5. フードマイレージは、食料の輸送量に作業従事者数を乗じて算出される。
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食品ロスは、賞味期限切れによって廃棄された食品を含む。
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147 |
管理栄養士(第33回) |
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開発途上国における健康・栄養問題の現状に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 欠乏症が多く認められる栄養素に、ヨウ素がある。
2. 栄養不足人口は、増加傾向である。
3. 栄養不足人口が最も多いのは、アジア・太平洋地域である。
4. 5歳未満児の死亡率は、減少傾向である。
5. NCDは、増加傾向である。
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栄養不足人口は、増加傾向である。
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148 |
管理栄養士(第33回) |
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わが国の行政組織における公衆栄養活動業務に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食品の安全性確保の推進は、内閣府が担っている。
2. 食育推進基本計画の策定は、農林水産省が担っている。
3. 特定保健用食品の表示許可業務は、厚生労働省が担っている。
4. 飲食店によるヘルシーメニューの提供の促進は、都道府県が行っている。
5. 疾病予防のための栄養指導は、市町村が行っている。
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特定保健用食品の表示許可業務は、厚生労働省が担っている。
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149 |
管理栄養士(第33回) |
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公衆栄養関連法規の内容と法規名の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 特定健康診査の実施ー医療法
2. 食品表示基準の策定ーJAS法
3. 食生活指針の策定ー学校給食法
4. 低体重児の届出ー母子保健法
5. 学校給食実施基準の策定ー健康増進法
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低体重児の届出ー母子保健法
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150 |
管理栄養士(第33回) |
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栄養士法に規定された管理栄養士に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 健康の保持増進のための栄養の指導を行う。
2. 免許は、内閣総理大臣が与える。
3. 就業届出制度が規定されている。
4. 特定給食施設への必置が規定されている。
5. 専門管理栄養士に関する規定がある。
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健康の保持増進のための栄養の指導を行う。
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