管理栄養士(第33回) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
101 管理栄養士(第33回) 1人で外出が困難な高齢者への、ソーシャルサポートの内容とその種類の組合せである 。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. バランスのよい弁当の配食を依頼する。ー情動的サポート

2. 家族が心配して毎日電話をかける。ー評価的サポート

3. NPOが地域の食事会に車で送迎をするー道具的サポート

4. 車椅子で買物がしやすい食料品店の場所を伝える。ー情動的サポート

5. 現在の食事内容の具体的な課題を伝える。ー情報的サポート

NPOが地域の食事会に車で送迎をするー道具的サポート

102 管理栄養士(第33回) 経済的な困窮のために、「子どもに十分な食事を食べさせてあげられない」と悲嘆している親への栄養カウンセリングにおける、共感的理解を示す記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

※ 正解(1)かつ(5)
詳細

1. 「子どもに十分に食べさせてあげられないことが辛いのですね」と返す。

2. 経済的に困窮している理由を尋ね、「それはお気の毒ですね」と伝える。

3. 子どもの食事記録から、不足の可能性のある栄養素について説明する。

4. 地域で開催されている、子ども食堂の場所と参加方法を紹介する。

5. 親が言葉を詰まらせた時に、うなずきながら「ゆっくりで良いですよ」と言う。

「子どもに十分に食べさせてあげられないことが辛いのですね」と返す。

103 管理栄養士(第33回) 栄養カウンセリング中の肥満症患者の発言である。行動変容への動機づけの高まりを示す発言として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 最近、また体重が増えてしまったんですよね。

2. 水を飲んでも太る体質なんですよね。

3. 太る原因は、ストレスが多いからでしょうかね。

4. やはり、甘いものを控えた方が体重は減りますよね。

やはり、甘いものを控えた方が体重は減りますよね。

104 管理栄養士(第33回) 医師から禁酒を指示された肝臓病の患者である。「1週間は禁酒しましたが、寝つきが悪いと感じ再び飲むようになってしまいました」と話す。行動変容技法のうち 、認知再構成を意図した管理栄養士の支援である。正しいのはどれか。2つ選べ。

※ 正解(1)かつ(3)
詳細

1. 「週間も禁酒できたのですね」と褒める。

2. 「お酒の買い置きをやめてみては」と提案する。

3. 飲まなくても眠れた日があったことを、思い出させる。

4. 再度、家族に禁酒宣言することを、勧める。

5. 「飲酒の記録を次の相談日に持参してください」と指示する。

「週間も禁酒できたのですね」と褒める。

105 管理栄養士(第33回) 減量中の中年女性への栄養教育である。間食を減らすことへの自己効力感を高める支援である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 間食でよく食べる食品の、エネルギー量について説明する。

2. 間食の頻度と量を記録してもらい、間食を減らせた日を確認し合う。

3. 間食を食べ過ぎてしまった状況を思い起こしてもらい、対処方法を一緒に考える。

4. 間食で食べたくなる食品は、買い置きしないよう提案する。

間食の頻度と量を記録してもらい、間食を減らせた日を確認し合う。


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106 管理栄養士(第33回) 2型糖尿病の女性である。「菓子をもらったり、食事に誘われたりすることが多く、つい食べ過ぎてしまう」と話す。ソーシャルスキルトレーニングとして、正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. お腹が空いたら、菓子の代わりに何を食べれば良いかを一緒に考える。

2. 職場で配られた菓子を、その場で食べずに済む方法を一緒に考える。

3. メールで食事に誘われた時の、断りの文章を一緒に考える。

4. 菓子を減らした時の、メリットとデメリットを一緒に考える。

5. イライラした時に、菓子を食べる以外の対処方法を一緒に考える。

メールで食事に誘われた時の、断りの文章を一緒に考える。

107 管理栄養士(第33回) 栄養教育を受けた学習者が、学んだことを生かして組織づくりへと展開した事例である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. パパママ教室を受講した父親が、イクメン向けの情報をSNSで発信した。

2. 離乳食教室を受講した母親が、育児中の友人と学んだ情報を共有した。

3. 食物アレルギー教室を受講した保護者らが、修了者のメーリングリストに登録した。

4. PTA対象の環境学習を受講した保護者らが、給食の生ごみで作った堆肥で学校菜園の運営を開始した。

5. 炎症性腸疾患の患者会に参加した家族が、会のホームページで体験談を公表した。

PTA対象の環境学習を受講した保護者らが、給食の生ごみで作った堆肥で学校菜園の運営を開始した。

108 管理栄養士(第33回) 大学における食環境づくりに関する記述である。食物へのアクセスの整備として、正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 大学内の学生掲示板に、食事バランスガイドのポスターを貼る。

2. 大学ホームページに、食堂のメニューとその栄養成分値を掲載する。

3. 食堂のモニターに、朝食用の簡単レシピを紹介する動画を流す。

4. 食堂のメニューに地場野菜使用と表示し、その野菜を食堂で販売する。

5. 大学のSNSに、学生が考案したバランスランチメニューを配信する。

食堂のメニューに地場野菜使用と表示し、その野菜を食堂で販売する。

109 管理栄養士(第33回) 栄養教育前に実施するアセスメントの項目例とその調査方法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 腹囲ー臨床検査

2. 1日のエネルギー消費量ー文献調査

3. 栄養成分表示の活用状況ー食事調査

4. 栄養情報の入手可能性ー質問紙調査

5. 健康観ー観察法

栄養情報の入手可能性ー質問紙調査

110 管理栄養士(第33回) ラウンドテーブルディスカッションにおいて、管理栄養士がファシリテーターとして初回の進行を務めることになった。初対面の参加者同士の交流を意図した発言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 私が皆さんのお名前を順に読み上げます。

2. 名札を胸に貼って、お互いに名前が見えるようにしましょう。

3. お一人ずつ、順番に自己紹介をお願いします。

4. 隣の人から話を聞いて、その方を紹介する他者紹介をしましょう。

隣の人から話を聞いて、その方を紹介する他者紹介をしましょう。


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111 管理栄養士(第33回) 保健センターで、第1子の養育者を対象に、地域ぐるみで子どもの健全な発育と発達を目的とした離乳食教室を実施した。その評価の内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 離乳食の開始の目安がわかった参加者の割合ー結果評価

2. 乳児期に避けたい食材がわかった参加者の割合ー経過評価

3. 離乳食への不安を抱いている地域内の養育者数ー総括的評価

4. 順調な発育をしている児の割合ー形成的評価

5. 教室の後、参加者同士で出かけた者の数ー影響評価

教室の後、参加者同士で出かけた者の数ー影響評価

112 管理栄養士(第33回) 低栄養傾向の高齢者に、月1回、計6回コースの低栄養予防教室を実施した。教室の総費用は12万円であった。教室終了後の目標BMIの達成者は、30名中20名であった。目標達成のための教室の費用効果である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 667円

2. 2,000円

3. 4,000円

4. 6,000円

5. 20,000円

6,000円

113 管理栄養士(第33回) 保育所での食育推進計画の策定にあたり、園児の保護者に対し、プリシード・プロシードモデルに基づいたアセスメントを実施した。アセスメント内容とその項目の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 幼児の体格ー準備要因

2. 幼児食について相談できる人の有無ー強化要因

3. 保護者の調理の知識ー実現要因

4. 保護者の共食に対する考えー行動と生活習慣

5. 保護者の持つボディイメージー健康

幼児食について相談できる人の有無ー強化要因

114 管理栄養士(第33回) 特別支援学校高等部の、料理を作ることが可能な生徒を対象に、調理実習を伴う栄養教育を実施する。対象者と安全に調理するための配慮の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 視覚障害者ー包丁を使う作業をさせない。

2. 聴覚障害者ー後ろから声をかけない。

3. 肢体不自由者ー車椅子で作業できる調理台を使う。

4. 病弱者ー食事制限の有無を確認する。

5. 知的障害者ー次の作業を促す言葉かけを行う。

視覚障害者ー包丁を使う作業をさせない。

115 管理栄養士(第33回) 臨床栄養の用語とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. ターミナルケアー障害者と健常者の共存

2. クリニカルパスー医療の標準化

3. アドヒアランスー痛みを抑える治療

4. インフォームド・コンセントー重症度の判定

5. ノーマリゼーションー情報開示に対する患者の権利

クリニカルパスー医療の標準化


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116 管理栄養士(第33回) 診療報酬における栄養食事指導料の算定に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

※ 正解(2)かつ(4)
詳細

1. 外来患者は、初回20分の栄養食事指導で算定できる。

2. 小児食物アレルギー患者の外来栄養食事指導料は、9歳未満の場合に算定できる。

3. 入院栄養食事指導料は、入院期間中に3回算定できる。

4. 集団栄養食事指導料は、外来患者と入院患者が混在した場合も算定できる。

5. 集団栄養食事指導料の算定は、1回の対象者数の上限が20人である。

小児食物アレルギー患者の外来栄養食事指導料は、9歳未満の場合に算定できる。

117 管理栄養士(第33回) 25%ブドウ糖基本輸液1,200mL(1,200kcal)、総合アミノ酸製剤600mL(400kcal、窒素量9g)、20%脂肪乳剤100mL(200kcal)を投与した。この時のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 44

2. 67

3. 133

4. 156

5. 200

156

118 管理栄養士(第33回) 経腸栄養剤の種類とその特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 成分栄養剤の糖質は、マルトースである。

2. 成分栄養剤の窒素源は、ジペプチドである。

3. 消化態栄養剤の糖質は、キシリトールである。

4. 消化態栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。

5. 半消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。

半消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。

119 管理栄養士(第33回) 栄養素とその欠乏の評価に用いる臨床検査項目の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. たんぱく質ー尿中ケトン体

2. ビタミンB1ープロトロンビン時間

3. ビタミンCー尿中ビリルビン

4. カルシウムー血清トリグリセリド

5. 鉄ー血清フェリチン

鉄ー血清フェリチン

120 管理栄養士(第33回) 医薬品の薬理効果に及ぼす食品の影響に関する記述である。[]に入る正しいものの組合せはどれか 。1つ選べ。[a]であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、[b]を摂取することにより[c]する。 詳細

1. a抗凝固薬ーb納豆ーc増強

2. a抗凝固薬ーbグレープフルーツジュースーc減弱

3. a降圧薬-b納豆-c増強

4. a降圧薬-bグレープフルーツジュース-c減弱

5. a降圧薬-bグレープフルーツジュース-c増強

a降圧薬-bグレープフルーツジュース-c増強


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121 管理栄養士(第33回) 医薬品とその作用の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ー尿中ナトリウム排泄抑制

2. アンジオテンシン変換酵素阻害薬ー尿中カリウム排泄抑制

3. 抗アルドステロン薬ー尿中ナトリウム排泄抑制

4. ループ利尿薬ー尿中カリウム排泄抑制

5. サイアザイド系利尿薬ー尿中ナトリウム排泄抑制

アンジオテンシン変換酵素阻害薬ー尿中カリウム排泄抑制

122 管理栄養士(第33回) 78歳、女性。BMI17.5kg/m2。大腿骨頸部骨折にて入院。入院前から、歩いて買い物に出かけるのが大変だったと訴えており、朝食はバナナ1本、昼食・夕食は配食サービス1食分を2回に分けて食べていた。エネルギー摂取量不足であった。1日の目標エネルギー量は、1,400kcalである。SOAPとその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. SーBMI17.5kg/m2

2. Oー目標エネルギー量は、1,400kcal/日

3. Aー朝食は、バナナ1本

4. Aーエネルギー摂取量不足

5. Pー歩いて買い物に出かけるのが大変

Aーエネルギー摂取量不足

123 管理栄養士(第33回) クワシオルコルにみられる特徴の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 浮腫:ありー血清総たんぱく質値:正常ー肝腫大:あり

2. 浮腫:ありー血清総たんぱく質値:低下ー肝腫大:なし

3. 浮腫:ありー血清総たんぱく質値:低下ー肝腫大:あり

4. 浮腫:なしー血清総たんぱく質値:正常ー肝腫大:あり

5. 浮腫:なしー血清総たんぱく質値:低下ー肝腫大:なし

浮腫:ありー血清総たんぱく質値:低下ー肝腫大:あり

124 管理栄養士(第33回) 45歳、男性。事務職。身長170cm、体重75kg、BMI26.0kg/m2、腹部CT測定により内臓脂肪面積110cm2であった。血圧125/80mmHg。空腹時血液検査値は、血糖100mg/dL、トリグリセリド140mg/dL。その他、特別な健康障害はみられない。この患者の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 肥満症である。

2. メタボリックシンドロームである。

3. 脂質異常症と診断される。

4. エネルギー摂取量は、35kcal/kg標準体重/日とする。

5. 1か月に10%の減量を目標とする。

肥満症である。

125 管理栄養士(第33回) 55歳、男性。身長170cm、体重65kg、BMI22.5kg/m2、普通の労作。血糖コントロール不良により強化インスリン療法(毎食前超速効型インスリンと就寝前持続型インスリンを注射)が導入された。2型糖尿病患者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギー摂取量は、30~35kcal/kg標準体重/日とする。

2. 炭水化物エネルギー比率は、50~60%Eとする。

3. 食事はインスリン注射後、直ちに摂取する。

4. 低血糖発作時には、ブドウ糖を摂取する。

5. シックデイ時には、水分の摂取量を制限する。

シックデイ時には、水分の摂取量を制限する。


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