126 |
管理栄養士(第30回) |
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消化器疾患の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(4)
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詳細
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1. 急性肝炎の黄疸時には、脂質の摂取量を増やす。
2. C型慢性肝炎では、鉄の摂取量を減らす。
3. 肝性脳症では、芳香族アミノ酸の摂取量を増やす。
4. 急性胆のう炎では、脂質の摂取量を減らす。
5. 急性膵炎の急性期には、たんぱく質の摂取量を増やす。
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C型慢性肝炎では、鉄の摂取量を減らす。
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127 |
管理栄養士(第30回) |
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高血圧患者に対し、24時間蓄尿を行ったところ、1日尿中ナトリウム排泄量が200mEqであった。推定される食塩の摂取量として正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 4g
2. 6g
3. 8g
4. 10g
5. 12g
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12g
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128 |
管理栄養士(第30回) |
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CKD(慢性腎臓病)における成人の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ステージ1では、リンの摂取量を制限する。
2. ステージ2では、カリウムの摂取量を制限する。
3. ステージ3aでは、食塩の摂取量を8g/日とする。
4. ステージ4では、たんぱく質の摂取量を0.6~0.8g/kg標準体重/日とする。
5. ステージ5では、エネルギーの摂取量を40~45kcal/kg標準体重/日とする。
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ステージ4では、たんぱく質の摂取量を0.6~0.8g/kg標準体重/日とする。
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129 |
管理栄養士(第30回) |
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透析患者の栄養管理に関する記述である。[ ]に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
58歳、男性。身長165㎝、標準体重60kg、ドライウエイト61kg。週3回の血液透析治療を行っている。1日当たりの摂取量を水分900mL、エネルギー[a]kcal、たんぱく質[b]g、リン[c]mgとした。
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詳細
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1. 1,500ー40ー600
2. 1,500ー60ー900
3. 2,000ー40ー600
4. 2,000ー60ー900
5. 2,000ー60ー1,200
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2,000ー60ー900
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130 |
管理栄養士(第30回) |
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甲状腺機能亢進時に摂取を制限するものである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー
2. たんぱく質
3. コレステロール
4. ヨード(ヨウ素)
5. 水分
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ヨード(ヨウ素)
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131 |
管理栄養士(第30回) |
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神経性食欲不振症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 好発年齢は、30歳以下である。
2. 過食行動がみられる。
3. 月経異常がみられる。
4. やせを起こす器質性疾患がない。
5. リフィーディング症候群をきたすことはない。
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リフィーディング症候群をきたすことはない。
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132 |
管理栄養士(第30回) |
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COPD(慢性閉塞性肺疾患)の病態と栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 体重減少のある患者は、予後が悪い。
2. 安静時エネルギー消費量は、亢進している。
3. 分割食を勧める。
4. 低たんぱく質食を勧める。
5. 高脂肪食を勧める。
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低たんぱく質食を勧める。
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133 |
管理栄養士(第30回) |
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貧血とその原因の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 鉄欠乏性貧血ーエリスロポエチン産生低下
2. 腎性貧血ー赤血球膜異常
3. 再生不良性貧血ーナイアシン欠乏
4. 溶血性貧血ービタミンB12欠乏
5. 巨赤芽球性貧血ー葉酸欠乏
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巨赤芽球性貧血ー葉酸欠乏
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134 |
管理栄養士(第30回) |
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骨粗鬆症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 閉経後は、骨吸収が亢進する。
2. ビスホスホネート薬は、骨形成を促進する。
3. グルココルチコイドの長期投与は、リスクを高める。
4. カフェインは、リスク因子である。
5. ビタミンKを多く含む食品は、予防に推奨される。
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ビスホスホネート薬は、骨形成を促進する。
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135 |
管理栄養士(第30回) |
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食物アレルギーの病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(5)
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詳細
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1. 最も多い症状は、下痢である。
2. 食後の運動で、アナフィラキシーショックが誘発される。
3. 減感作療法では、食物アレルゲンを完全除去する。
4. 非特異的治療では、食物アレルゲンを少量から漸増する。
5. 鶏卵は、加熱によりアレルゲン性が低下する。
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食後の運動で、アナフィラキシーショックが誘発される。
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136 |
管理栄養士(第30回) |
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消化管手術と合併症の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(3)かつ(4)
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詳細
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1. 胃切除ー乳酸アシドーシス
2. 十二指腸切除ー葉酸欠乏
3. 小腸広範囲切除ー下痢
4. 回腸切除ービタミンB12欠乏
5. 回盲部切除ービタミンC欠乏
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小腸広範囲切除ー下痢
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137 |
管理栄養士(第30回) |
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広範囲熱傷患者の急性期の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血管透過性は、低下する。
2. 尿中窒素排泄量は、減少する。
3. 高血糖をきたす。
4. 水分を制限する。
5. NPC/N(非たんぱくカロリー窒素比)を、健常時より高くする。
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高血糖をきたす。
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138 |
管理栄養士(第30回) |
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78歳、男性。改訂水飲みテスト3点。嚥下造影(VF)検査で、薄いとろみのついた水分は摂取できた。下顎の可動範囲が小さく、動きは鈍い。舌による食品の押しつぶしは難しかった。この患者に提供する食事の形態として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. オレンジジュース
2. 七分粥をミキサーにかけたもの
3. 全粥
4. 煮込みうどん
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七分粥をミキサーにかけたもの
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139 |
管理栄養士(第30回) |
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10歳、女児。6歳で発症した1型糖尿病で、インスリン療法中である。身長140㎝、体重35kg、HbA1c6.5%。栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーの摂取量は、1,200kcal/日とする。
2. たんぱく質の摂取量は、60g/日とする。
3. 脂質の摂取量は、100g/日とする。
4. 炭水化物の摂取量は、100g/日とする。
5. 食物繊維の摂取量は、6g/日とする。
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たんぱく質の摂取量は、60g/日とする。
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140 |
管理栄養士(第30回) |
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妊娠糖尿病患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(1)かつ(3)
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詳細
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1. 朝食前の目標血糖値は、70~100mg/dLとする。
2. エネルギーの摂取量は、20kcal/kg標準体重/日とする。
3. 炭水化物の摂取エネルギー比率は、50~60%Eとする。
4. 分割食は、禁止する。
5. 経口血糖降下薬を使用する。
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朝食前の目標血糖値は、70~100mg/dLとする。
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141 |
管理栄養士(第30回) |
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妊娠20週の妊婦、28歳。身長162㎝、体重62kg(妊娠前体重57kg)。血圧135/85mmHg、蛋白尿(-)、浮腫(-)。前回妊娠時に妊娠高血圧症候群を指摘された。妊娠高血圧症候群の予防を目的として優先される栄養指導の項目である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーの摂取量
2. たんぱく質の摂取量
3. 食塩の摂取量
4. 水分の摂取量
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食塩の摂取量
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142 |
管理栄養士(第30回) |
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高齢者の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 尿失禁は、脱水症の原因となる。
2. サルコペニアは、内臓脂肪量で評価する。
3. 誤嚥の予防では、摂食時に顎を挙上した姿勢を避ける。
4. 褥瘡患者では、たんぱく質を制限する。
5. フレイルティ(虚弱)の予防では、身体活動を制限する。
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誤嚥の予防では、摂食時に顎を挙上した姿勢を避ける。
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143 |
管理栄養士(第30回) |
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公衆栄養活動に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. QOLの向上を目指した疾病予防と健康増進を使命とする。
2. 地球生態系における多様な生物との共生を考える。
3. 保健・医療・福祉・介護システムの連携の中で進められる。
4. 生活習慣病の重症化予防対策が含まれる。
5. 活動の主体は、保健分野を専門とする行政機関に限られる。
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活動の主体は、保健分野を専門とする行政機関に限られる。
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144 |
管理栄養士(第30回) |
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最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養素等の摂取状況に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー摂取量は、増加傾向にある。
2. 食塩摂取量は、西日本が東日本より多い。
3. 野菜摂取量は、50歳以上が49歳以下より多い。
4. 総脂質摂取量に占める油脂類の割合は、増加傾向にある。
5. 脂肪エネルギー比率が30%E以上の者の割合は、男性が女性より高い。
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野菜摂取量は、50歳以上が49歳以下より多い。
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145 |
管理栄養士(第30回) |
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わが国の食料需給に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食料需給表は、2年1度作成される。
2. 食料需給表には、国民が支出する食料費が示されている。
3. 食料需給表には、国民が実際に摂取した食料の総量が示されている。
4. 直近10年間のカロリーベースの食料自給率は、50%を超えて推移している。
5. 品目別自給率(重量ベース)は、米が小麦より高い。
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品目別自給率(重量ベース)は、米が小麦より高い。
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146 |
管理栄養士(第30回) |
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健康増進法に規定されている施策の実施者に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 内閣総理大臣は、国民の健康増進の総合的推進のための基本指針を定める。
2. 厚生労働大臣は、特別用途表示の許可をする。
3. 厚生労働大臣は、医師又は管理栄養士の資格を有する者から栄養指導員を命ずる。
4. 都道府県知事は、食事摂取基準の策定を行う。
5. 都道府県知事は、特定給食施設に対し栄養管理の実施に必要な指導をする。
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都道府県知事は、特定給食施設に対し栄養管理の実施に必要な指導をする。
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147 |
管理栄養士(第30回) |
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公衆栄養活動に関係する法規の内容と法規名の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 低出生体重児の届出ー医療法
2. 医療行為の説明と同意の取得ー高齢者の医療の確保に関する法律
3. 保健所による栄養の改善ー地域保健法
4. トータル・ヘルスプロモーション・プランの推進ー健康増進法
5. 児童生徒の健康診断の実施ー母子保健法
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保健所による栄養の改善ー地域保健法
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148 |
管理栄養士(第30回) |
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栄養士法に基づく内容である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 行政栄養士の定義
2. 栄養士免許証の書換え交付
3. 管理栄養士の栄養教諭免許状の取得
4. 管理栄養士の特定給食施設への配置義務
5. 管理栄養士による特定保健指導の実施
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栄養士免許証の書換え交付
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149 |
管理栄養士(第30回) |
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国民健康・栄養調査の実施に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血糖値は、早朝空腹時採血により評価している。
2. 未成年者の喫煙状況を調査している。
3. 食品の廃棄状況を調査している。
4. 栄養摂取状況調査では、食物摂取頻度調査法を用いている。
5. 歩数は、1日分を測定している 。
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歩数は、1日分を測定している 。
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150 |
管理栄養士(第30回) |
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栄養・食生活に関して、健やか親子21(第2次)において示されている指標である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 出産後1か月児の母乳育児の割合
2. 児童・生徒における痩身傾向児の割合
3. 児童・生徒における肥満傾向児の割合
4. 朝食を欠食する子どもの割合
5. よく噛んで味わって食べる子どもの割合
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よく噛んで味わって食べる子どもの割合
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