76 |
管理栄養士(第30回) |
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食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 不溶性食物繊維には、便量を増加させる作用がある。
2. 水溶性食物繊維には、血清コレステロールの低下作用がある。
3. 大腸での発酵により生成された短鎖脂肪酸は、エネルギー源になる。
4. 大腸での発酵により生成された短鎖脂肪酸は、ミネラル吸収を促進する。
5. 有用菌の増殖を促進する難消化性糖質を、プロバイオティクスという。
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有用菌の増殖を促進する難消化性糖質を、プロバイオティクスという。
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77 |
管理栄養士(第30回) |
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脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(3)かつ(4)
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詳細
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1. 食後、血中のキロミクロン(カイロミクロン)濃度は低下する。
2. 食後、肝臓では脂肪酸合成が低下する。
3. 空腹時、血中の遊離脂肪酸濃度は上昇する。
4. 空腹時、脳はケトン体をエネルギー源として利用する。
5. 空腹時、筋肉はケトン体を産生する。
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空腹時、血中の遊離脂肪酸濃度は上昇する。
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78 |
管理栄養士(第30回) |
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ビタミンB群の機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 核酸の合成には、ビタミンB1が関与している。
2. アミノ基転移反応には、ビタミンB2が関与している。
3. ピルビン酸からオキサロ酢酸への変換には、ナイアシンが関与している。
4. ピルビン酸からアセチルCoAへの変換には、ビタミンB12が関与している。
5. 脂肪酸の合成には、パントテン酸が関与している。
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脂肪酸の合成には、パントテン酸が関与している。
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79 |
管理栄養士(第30回) |
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ミネラルとそれを構成成分とするたんぱく質の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 亜鉛ーアルカリホスファターゼ
2. セレンートランスフェリン
3. 鉄ーセルロプラスミン
4. 銅ーグルタチオンペルオキシダーゼ
5. ヨウ素ーヘモグロビン
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亜鉛ーアルカリホスファターゼ
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80 |
管理栄養士(第30回) |
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鉄の吸収と代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 非ヘム鉄の吸収は、共存する食品成分の影響を受けない。
2. 非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄より高い。
3. 鉄の消化管からの吸収は、貯蔵鉄量の影響を受ける。
4. シトクロムaは、鉄を貯蔵する機能をもつ。
5. ミオグロビンは、鉄の血中輸送を担う。
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鉄の消化管からの吸収は、貯蔵鉄量の影響を受ける。
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81 |
管理栄養士(第30回) |
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血漿、間質液(組織間液)および細胞内液に存在する電解質として、最も濃度の高い陽イオンの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. カリウムーナトリウムーナトリウム
2. カリウムーカリウムーナトリウム
3. ナトリウムーカリウムーカリウム
4. ナトリウムーナトリウムーカリウム
5. ナトリウムーナトリウムーナトリウム
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ナトリウムーナトリウムーカリウム
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82 |
管理栄養士(第30回) |
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エネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 基礎代謝量は、除脂肪体重より体重との相関が高い。
2. 基礎代謝量は、甲状腺機能が低下すると上昇する。
3. 身体活動レベル(PAL)は、総エネルギー消費量を安静時のエネルギー消費量で除して求める。
4. メッツ(METs)は、各種身体活動時のエネルギー消費量を安静時の消費エネルギー量で除して求める。
5. 食事誘発性熱産生は、脂質が一番高い。
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メッツ(METs)は、各種身体活動時のエネルギー消費量を安静時の消費エネルギー量で除して求める。
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83 |
管理栄養士(第30回) |
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エネルギー代謝の測定に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 直接法では、体温の変化を測定する。
2. 二重標識水法では、呼気中の安定同位体の経日的変化を測定する。
3. 呼吸商は、酸素消費量を二酸化炭素産生量で除して求める。
4. グルコースのみが燃焼した場合の呼吸商は、0.7である。
5. たんぱく質の燃焼量(g)は、尿中窒素排泄量(g)に6.25を乗じて求める。
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たんぱく質の燃焼量(g)は、尿中窒素排泄量(g)に6.25を乗じて求める。
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84 |
管理栄養士(第30回) |
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栄養ケア・マネジメントの手順としては、栄養スクリーニング後、[a]、[b]、[c]、[d]の順で行い、[d]に続き、必要に応じて再度[a]を行う。[ ]に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 栄養アセスメントー栄養ケアプランー栄養介入ーモニタリング・評価
2. 栄養アセスメントーモニタリング・評価ー栄養ケアプランー栄養介入
3. 栄養ケアプランー栄養アセスメントー栄養介入ーモニタリング・評価
4. モニタリング・評価ー栄養介入ー栄養アセスメントー栄養ケアプラン
5. 栄養介入ーモニタリング・評価ー栄養ケアプランー栄養アセスメント
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栄養アセスメントー栄養ケアプランー栄養介入ーモニタリング・評価
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85 |
管理栄養士(第30回) |
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静的栄養アセスメントの指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血清アルブミン
2. 血清トランスフェリン
3. 血清レチノール結合たんぱく質
4. 血清トランスサイレチン
5. ヘパプラスチンテスト
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血清アルブミン
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86 |
管理栄養士(第30回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)の策定に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(4)
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詳細
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1. 対象者には、高血圧や高血糖のリスクのある者は含まない。
2. 成人のエネルギーの指標には、BMI(kg/m2)を用いる。
3. 食物繊維の目標量(DG)は、1歳以上の全ての年齢区分で設定された。
4. 生活習慣病の重症化予防は、策定方針に含まれている。
5. 成人男子のナトリウム(食塩相当量)の目標量(DG)は、9.0g/日未満である。
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成人のエネルギーの指標には、BMI(kg/m2)を用いる。
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87 |
管理栄養士(第30回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)における水溶性ビタミンの推定平均必要量(EAR)の設定根拠に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(3)
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詳細
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1. ビタミンB1は、脚気を予防できる最小摂取量から算定された。
2. ビタミンB2は、尿中ビタミンB2排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
3. ナイアシンは、ペラグラを予防できる最小摂取量から算定された。
4. ビタミンB12は、尿中ビタミンB12排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
5. ビタミンCは、壊血病を予防できる最小摂取量から算定された。
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ビタミンB2は、尿中ビタミンB2排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
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88 |
管理栄養士(第30回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)におけるエネルギー産生栄養素バランスに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー産生栄養素バランスは、目安量(AI)として設定された。
2. 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。
3. たんぱく質の下限は、たんぱく質の下限は(RDA)以上であると設定された。
4. 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量(DG)を考慮して設定された。
5. 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。
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エネルギー産生栄養素バランスは、目安量(AI)として設定された。
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89 |
管理栄養士(第30回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)の科学的根拠に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(1)かつ(2)
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詳細
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1. 系統的レビューの方法を用いた。
2. 各々の栄養素のエビデンスレベルは、異なる。
3. 目安量(AI)の算定根拠は、症例報告が多い。
4. 耐容上限量(UL)の算定根拠は、介入研究が多い。
5. 目標量(DG)の算定根拠となる研究の典型的な観察期間は、数か月である。
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系統的レビューの方法を用いた。
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90 |
管理栄養士(第30回) |
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成人期に比較して高齢期に起こる変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 消化管機能は、亢進する。
2. 肺活量は、増加する。
3. 血管抵抗は、増大する。
4. 免疫機能は、亢進する。
5. 腎血流量は、増加する。
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血管抵抗は、増大する。
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91 |
管理栄養士(第30回) |
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初乳より成熟乳に多く含まれる母乳成分である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. たんぱく質
2. 乳糖
3. IgA
4. ラクトフェリン
5. リゾチーム
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乳糖
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92 |
管理栄養士(第30回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)において、妊婦に付加量が設定されている栄養素である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(1)かつ(3)
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詳細
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1. ビタミンA
2. ナイアシン
3. ビタミンC
4. ナトリウム
5. カルシウム
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ビタミンA
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93 |
管理栄養士(第30回) |
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離乳の進め方に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 哺乳反射の減弱は、離乳開始の目安となる。
2. 離乳の開始は、生後5、6か月頃が適当である。
3. フォローアップミルクを使用する場合は、生後9か月以降とする。
4. 離乳の完了は、乳汁を飲んでいない状態を意味する。
5. 食事量の評価は、成長の経過で行う。
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離乳の完了は、乳汁を飲んでいない状態を意味する。
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94 |
管理栄養士(第30回) |
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思春期の女子の生理的特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エストロゲンの分泌量は、低下する。
2. 卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、低下する。
3. 黄体形成ホルモン(LH)の分泌量は、低下する。
4. 1日当たりのカルシウム蓄積量は、思春期前半に最大となる。
5. 鉄損失量は、変化しない。
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1日当たりのカルシウム蓄積量は、思春期前半に最大となる。
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95 |
管理栄養士(第30回) |
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高齢者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(1)かつ(3)
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詳細
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1. 褥瘡の予防では、体位変換が有効である。
2. フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を減少させる。
3. 変形性膝関節症では、肥満がリスク因子となる。
4. 便秘の予防では、水分摂取を控える。
5. 骨粗鬆症の予防では、リンを多く含む食品を摂取する。
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褥瘡の予防では、体位変換が有効である。
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96 |
管理栄養士(第30回) |
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高齢者の口腔機能と栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. そしゃく機能に障害のある者は、誤嚥しやすい。
2. 水やお茶などは、誤嚥しにくい。
3. 酸味の強い食べ物は、誤嚥しやすい。
4. 凝集性は、嚥下調整食の物性指標である。
5. 嚥下障害は、低栄養のリスク因子である。
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水やお茶などは、誤嚥しにくい。
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97 |
管理栄養士(第30回) |
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体力の測定項目と評価項目の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 上体起こしー敏捷性
2. 握力ー瞬発力
3. 反復横とびー筋力
4. 20mシャトルランー全身持久力
5. 立ち幅とびー筋持久力
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20mシャトルランー全身持久力
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98 |
管理栄養士(第30回) |
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運動時の身体への影響に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(1)かつ(2)
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詳細
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1. 筋肉のクレアチンリン酸は、短時間の運動で利用される。
2. 肝臓のグリコーゲンは、長時間の運動で減少する。
3. 糖新生は、長時間の運動で抑制される。
4. 速筋繊維は、有酸素運動により肥大する。
5. 消化管の血流量は、激しい運動で増加する。
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筋肉のクレアチンリン酸は、短時間の運動で利用される。
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99 |
管理栄養士(第30回) |
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高温環境に暴露されたときに起こる身体変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 皮膚血管は、収縮する。
2. 換気量は、低下する。
3. 熱産生は、亢進する。
4. 腎臓でのナトリウムの再吸収は、増加する。
5. バソプレシンの分泌は、低下する。
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腎臓でのナトリウムの再吸収は、増加する。
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100 |
管理栄養士(第30回) |
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児童の野菜摂取に関する行動の記述である。オペラント条件づけに当てはまるものとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(5)
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詳細
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1. 先生に「野菜を食べましょう」と言われたので、食べた。
2. 野菜を食べたら先生に褒められたので、次も食べた。
3. 運動後おなかが空いたので、野菜も食べた。
4. 友達が野菜を残したので、自分も食べなかった。
5. 野菜を食べたがおいしくなかったので、食べなくなった。
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野菜を食べたら先生に褒められたので、次も食べた。
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