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2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 室内空気の二酸化炭素の濃度は、室内の空気汚染の程度を表す指標として用いられている。
2. 室内外の空気の温度差による自然換気では、温度差が大きくなるほど換気量は多くなる。
3. 事務室における必要換気量は、室の容積でその値が変動し、在室者の人数に関係しない。
4. 第1種機械換気方式は、地下街や劇場など外気から遮断された大きな空間の換気に適している。
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事務室における必要換気量は、室の容積でその値が変動し、在室者の人数に関係しない。
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2 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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採光及び照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 照度は、単位面積あたりに入射する光束の量である。
2. 天窓採光は、側窓採光よりも採光量が多い。
3. 人工光源は、色温度が高くなるほど赤みがかった光色となる。
4. 輝度は、光源からある方向への光度を、その方向への光源の見かけの面積で除した値である。
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人工光源は、色温度が高くなるほど赤みがかった光色となる。
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3 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6 dB 減少する。
2. 残響時間は、室内の仕上げが同じ場合、室の容積が大きいほど長くなる。
3. 同じ機械を同じ出力で2台運転した場合、1台を止めると、音の強さのレベルは約3 dB減少する。
4. 単層壁の透過損失は、同じ材料の場合、厚さが厚いものほど小さくなる。
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単層壁の透過損失は、同じ材料の場合、厚さが厚いものほど小さくなる。
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4 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 片持ちスラブの厚さは、持出し長さの1/10以上とする。
2. コンクリートの長期の許容圧縮応力度は、設計基準強度の1/3とする。
3. 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
4. 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
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腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
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5 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 圧縮材は、細長比が小さいものほど座屈しやすい。
2. 柱脚の形式には、露出形式、根巻き形式、埋込み形式がある。
3. 鉄筋コンクリ―ト構造に比べ、同じ容積の建築物では、構造体の軽量化が図れる。
4. トラス構造は、比較的細い部材で三角形を構成し、大きな空間をつくることができる構造である。
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圧縮材は、細長比が小さいものほど座屈しやすい。
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6 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 厚さの異なる板をボルト接合する際に設けるフィラープレートは、板厚の差によるすき間を少なくするために用いる。
2. 柱と梁を接合する接合部に設けるダイアフラムは、梁のフランジ厚さと同じ板厚のものを用いる。
3. ボルト接合の際に部材間の応力を伝達するために設けるスプライスプレートは、母材に添えて用いる。
4. 鉄骨梁と鉄筋コンクリート床版を一体とする合成梁に設ける頭付きスタッドは、梁へスタッド溶接して用いる。
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柱と梁を接合する接合部に設けるダイアフラムは、梁のフランジ厚さと同じ板厚のものを用いる。
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7 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. アースドリル工法は、オールケーシング工法やリバース工法に比べ、狭い敷地でも作業性がよい。
2. 既製コンクリート杭のセメントミルク工法は、伏流水がある地盤に適している。
3. 鋼杭は、地中での腐食への対処法として、塗装、ライニングを行う方法や肉厚を厚くする方法などがある。
4. 既製杭の工法には、打込み工法、埋込み工法、回転貫入工法などがある。
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既製コンクリート杭のセメントミルク工法は、伏流水がある地盤に適している。
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8 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 風圧力は、その地方における過去の台風の記録に基づいて定められた風速に、風力係数を乗じて計算する。
2. 地上階における地震力は、算定しようとする階の支える荷重に、その階の地震層せん断力係数を乗じて計算する。
3. 床の構造計算をする場合と大梁の構造計算をする場合では、異なる単位床面積当たりの積載荷重を用いることができる。
4. 雪下ろしを行う慣習のある地方では、積雪荷重を低減することができる。
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風圧力は、その地方における過去の台風の記録に基づいて定められた風速に、風力係数を乗じて計算する。
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9 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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図に示す単純梁に等分布荷重が作用したとき、支点に生じる鉛直反力VA及びVBの値の大きさの組合せとして、正しいものはどれか。
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詳細
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1. VA= 2.0 kN、VB=4.0 kN
2. VA= 2.5 kN、VB=3.5 kN
3. VA= 3.0 kN、VB=3.0 kN
4. VA= 3.5 kN、VB=2.5 kN
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VA= 2.5 kN、VB=3.5 kN
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10 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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図に示す単純梁にモーメント荷重Mが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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11 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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鋼の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 鋼は、弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻る。
2. 鋼の引張強さは、250~300℃程度で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。
3. 鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。
4. 鋼のヤング係数は、約2.05×105 N/mm2 で、常温では鋼材の強度にかかわらずほぼ一定である。
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鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。
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12 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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木材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 繊維に直交する方向の引張強さは、繊維方向の引張強さより小さい。
2. 心材は、辺材に比べて腐朽菌や虫害に対して抵抗が低い。
3. 節は、断面の減少や応力集中をもたらし、強度を低下させる。
4. 木材の乾燥収縮の割合は、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。
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心材は、辺材に比べて腐朽菌や虫害に対して抵抗が低い。
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13 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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日本工業規格(JIS)に規定する建具の性能項目に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 耐衝撃性とは、衝撃力に耐える程度をいう。
2. 断熱性とは、熱の移動を抑える程度をいう。
3. 開閉力とは、開閉操作に必要な力の程度をいう。
4. 耐候性とは、環境の変化に対して形状寸法が変化しない程度をいう。
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耐候性とは、環境の変化に対して形状寸法が変化しない程度をいう。
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14 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表裏全面に鉱物質粉末を付着させたものである。
2. 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
3. 砂付ストレッチルーフィングは、原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏全面に鉱物質粒子を付着させたものである。
4. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。
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砂付ストレッチルーフィングは、原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏全面に鉱物質粒子を付着させたものである。
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15 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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測量の種類とそれに用いる機器の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 距離測量 ----- 鋼巻尺
2. 角測量 ----- セオドライト
3. 平板測量 ----- レベル
4. 水準測量 ----- 箱尺
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平板測量 ----- レベル
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16 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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自動火災報知設備の感知器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 差動式分布型熱感知器は、湯沸室や厨房などの温度変化が激しい場所に適している。
2. 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により一局所が一定温度に達することにより作動する。
3. 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。
4. 光電式分離型煙感知器は、天井が高い場合や吹抜けモール部分などの場所に適している。
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差動式分布型熱感知器は、湯沸室や厨房などの温度変化が激しい場所に適している。
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17 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置し、混合ユニットで室内に吹き出すことにより室温を制御する方式である。
2. ファンコイルユニットは、圧縮機、送風機、加熱器等を内蔵した一体型の空調機である。
3. 変風量単一ダクト方式は、VAVユニットの開度を調整することにより、送風量を変化させることで室温を制御する方式である。
4. 全熱交換器は、排気(室内空気)と給気(外気)の熱を連続的に交換する装置である。
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ファンコイルユニットは、圧縮機、送風機、加熱器等を内蔵した一体型の空調機である。
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18 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 通り心の墨打ちができないため、通り心より1 m 離れたところに逃げ墨を設け、基準墨とした。
2. 2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた。
3. 高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行った。
4. 通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成した。
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2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた。
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19 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 床付け地盤が堅固で良質な場合には、地盤上に捨てコンクリートを直接打設することができる。
2. 砂利地業では、締固め後の地業の表面が所定の高さになるよう、あらかじめ沈下量を見込んでおく。
3. 土間コンクリートに設ける防湿層のポリエチレンフィルムは、砂利地業の直下に敷き込む。
4. 砂利地業に使用する砂利は、粒径のそろった砂利よりも砂が混じった切込砂利などを用いる。
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土間コンクリートに設ける防湿層のポリエチレンフィルムは、砂利地業の直下に敷き込む。
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20 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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耐圧スラブ付きの基礎梁下端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。
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詳細
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1. 耐圧スラブ付きの基礎梁下端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。
2. スパイラル筋の柱頭及び柱脚の端部は、40 d(dは異形鉄筋の呼び名の数値又は鉄筋径)の定着をとる。
3. フック付き定着とする場合の定着長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。
4. 梁主筋を重ね継手とする場合、隣り合う継手の中心位置は、重ね継手長さの約0.5 倍ずらすか、1.5 倍以上ずらす。
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スパイラル筋の柱頭及び柱脚の端部は、40 d(dは異形鉄筋の呼び名の数値又は鉄筋径)の定着をとる。
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21 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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型枠の支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 開口部がない壁が梁の幅方向の中央に付いていたので、梁の支柱をせき板と同時に取り外した。
2. パイプサポートの頭部及び脚部は、大引及び敷板に釘で固定した。
3. 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。
4. パイプサポートに水平つなぎを設けるため、番線を用いて緊結した。
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パイプサポートに水平つなぎを設けるため、番線を用いて緊結した。
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22 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 細骨材率が小さすぎると、所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする。
2. 高強度コンクリートには、高性能AE 減水剤を使用するのが有効である。
3. 単位セメント量が少なすぎると、コンクリートのワーカビリティーが悪くなる。
4. 川砂利と砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい。
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細骨材率が小さすぎると、所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする。
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23 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. けがき寸法は、製作中に生じる収縮、変形及び仕上げしろを考慮した値とした。
2. 板厚20 mm の鋼板の切断を、レーザー切断法で行った。
3. 400 N/mm2 級鋼材のひずみの矯正は、850 ~900℃に局部加熱して行った後に空冷した。
4. 鋼材の加熱曲げ加工は、200 ~400 ℃に加熱して行った。
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鋼材の加熱曲げ加工は、200 ~400 ℃に加熱して行った。
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24 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. せいが異なる胴差の継手は、受材心より150 mm程度持ち出し、腰掛けかま継ぎとし、ひら金物両面当て釘打ちとした。
2. 土台の継手は、腰掛けあり継ぎとし、下木となる方をアンカーボルトで締め付けた。
3. 垂木の継手は、母屋の上でそぎ継ぎとし、釘打ちとした。
4. 大引の継手は、床束心から150 mm 程度持ち出し、腰掛けあり継ぎとし、釘打ちとした。
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土台の継手は、腰掛けあり継ぎとし、下木となる方をアンカーボルトで締め付けた。
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25 |
2級建築施工管理技士「平成30年(2018年)前期」 |
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シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. シーリング材の打継ぎは、目地の交差部及び角部を避け、そぎ継ぎとした。
2. 目地深さが所定の寸法より深かったので、バックアップ材を用いて所定の目地深さになるように調整した。
3. シーリング材の硬化状態は指触で、接着状態はへらで押えて確認した。
4. プライマーの塗布後、1日経過してからシーリング材を充填した。
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プライマーの塗布後、1日経過してからシーリング材を充填した。
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