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管理栄養士(第37回) |
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一次、二次および三次予防に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 住民を対象とするがん検診は、一次予防である。
2. ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種は、二次予防である。
3. 脳梗塞発症後の機能回復訓練は、二次予防である。
4. 職場におけるストレスチェックは、三次予防である。
5. 精神障害者に対する社会復帰支援は、三次予防である。
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精神障害者に対する社会復帰支援は、三次予防である。
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2 |
管理栄養士(第37回) |
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熱中症とその予防・治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。
2. 意識障害がみられたら、熱中症Ⅰ度と判定する。
3. 起座呼吸(起坐呼吸)がみられたら、熱中症Ⅱ度と判定する。
4. めまい、立ちくらみがみられたら、熱中症Ⅲ度と判定する。
5. 熱痙攣の発症直後には、電解質を含まない水を与える。
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予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。
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3 |
管理栄養士(第37回) |
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上水道および水質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. クリプトスポリジウムは、塩素消毒で死滅する。
2. 水道水の水質基準では、一般細菌は「検出されないこと」となっている。
3. 水道水の水質基準では、pHの基準値が定められている。
4. 水道水の水質基準では、水銀の量に関して「検出されないこと」となっている。
5. 生物化学的酸素要求量が低いほど、水質は汚濁している。
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水道水の水質基準では、pHの基準値が定められている。
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4 |
管理栄養士(第37回) |
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ある年のA地域とB地域における年齢階級別(15~49歳)の女性の人口と出生の状況を表に示した。両地域の比較に関して、この表から読み取れる内容である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. A地域で15~19歳と20~24歳の出生率が高いのは、子育てしやすい環境による。
2. B地域で40~44歳と45~49歳の出生率が高いのは、晩婚化の影響による。
3. 総再生産率は、A地域で高い。
4. 純再生産率は、A地域で高い。
5. 合計特殊出生率は、B地域で高い。
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合計特殊出生率は、B地域で高い。
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5 |
管理栄養士(第37回) |
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わが国の平均寿命に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 0歳の死亡率が低下すると、平均寿命は短くなる。
2. 平均寿命は、各年齢に対して算出される。
3. 平均寿命は、全ての年齢の死亡状況を集約したものである。
4. 平均寿命は、WHOで採用している障害調整生存年数(DALYs)を用いて算出される。
5. 健康日本2(第二次)では、平均寿命について、健康寿命の増加分を上回る延びを目指している。
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平均寿命は、全ての年齢の死亡状況を集約したものである。
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6 |
管理栄養士(第37回) |
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対象集団の有病率とスクリーニングの精度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 有病率が高くなると、敏感度は低くなる。
2. 有病率が高くなると、特異度は高くなる。
3. 有病率が高くなると、偽陽性率は高くなる。
4. 有病率が低くなると、陽性反応的中度は低くなる。
5. 有病率が低くなると、陰性反応的中度は低くなる。
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有病率が低くなると、陽性反応的中度は低くなる。
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7 |
管理栄養士(第37回) |
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身体活動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 身体活動の増加は、大腸がんの発症リスクを低減する。
2. 国民健康・栄養調査によると、20歳以上の1日の歩数の平均値は、男女とも平成22年以降8,000歩を超えている。
3. 国民健康・栄養調査では、運動習慣のある者の定義を「1回60分以上の運動を週4回以上実施し、1年以上継続している者」としている。
4. 「健康づくりのための身体活動基準2013」では、18歳未満に対して、世代共通の方向性に加えて、定量的な身体活動の基準が定められている。
5. 身体活動の強度の指標として用いられるメッツ(METs)は、身体活動時のエネルギー消費量を基礎代謝量で除した値である。
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身体活動の増加は、大腸がんの発症リスクを低減する。
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8 |
管理栄養士(第37回) |
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飲酒に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 健康日本2(第二次)では、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日当たりの純アルコール量で男女とも40g以上としている。
2. 健康日本2(第二次)では、妊娠中に飲酒する者をなくすことを目標としている。
3. アルコール依存症の発症リスクは、飲酒開始年齢と関係がない。
4. 1日平均飲酒量が増加するほど、血圧は低下する。
5. アルコールには、身体依存はない。
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健康日本2(第二次)では、妊娠中に飲酒する者をなくすことを目標としている。
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9 |
管理栄養士(第37回) |
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循環器疾患の疫学に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 高血圧症のリスク因子として、カリウムの過剰摂取がある。
2. 脳梗塞のリスク因子として、血清総コレステロールの低値がある。
3. 虚血性心疾患のリスク因子として、血清LDLコレステロールの低値がある。
4. 健康日本2(第二次)では、脳血管疾患・虚血性心疾患のリスク因子として、高血圧、脂質異常症、喫煙、糖尿病を挙げている。
5. 最近10年間のわが国の虚血性心疾患による年齢調整死亡率は、米国よりも高い。
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健康日本2(第二次)では、脳血管疾患・虚血性心疾患のリスク因子として、高血圧、脂質異常症、喫煙、糖尿病を挙げている。
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10 |
管理栄養士(第37回) |
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わが国の成人の肥満とメタボリックシンドロームに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 平成22年以降の国民健康・栄養調査結果では、肥満者の割合は、男女とも30歳台にピークがある。
2. BMI 35kg/m2以上を、高度肥満と定義する。
3. メタボリックシンドロームの診断基準では、空腹時血糖値は100mg/dL以上である。
4. メタボリックシンドロームの診断基準には、LDLコレステロールが含まれる。
5. 特定健康診査・特定保健指導の対象者は、30~74歳である。
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BMI 35kg/m2以上を、高度肥満と定義する。
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11 |
管理栄養士(第37回) |
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感染症法における1~5類感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. コレラは、1類感染症である。
2. 痘そうは、2類感染症である。
3. 細菌性赤痢は、3類感染症である。
4. ペストは、4類感染症である。
5. 結核は、5類感染症である。
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細菌性赤痢は、3類感染症である。
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12 |
管理栄養士(第37回) |
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児童虐待防止法において、児童虐待と規定されている行為である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 身体的虐待
2. 性的虐待
3. ネグレクト
4. 心理的虐待
5. 経済的虐待
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経済的虐待
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管理栄養士(第37回) |
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わが国の社会保障における4つの柱(社会保険、社会福祉、公的扶助、保健医療・公衆衛生)に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 予防接種を行うのは、保健医療・公衆衛生である。
2. 高齢者に年金を給付するのは、社会福祉である。
3. 生活保護は、社会保険である。
4. 社会的弱者を援護育成するのは、公的扶助である。
5. 医療機関での現物給付を行うのは、社会福祉である。
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予防接種を行うのは、保健医療・公衆衛生である。
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14 |
管理栄養士(第37回) |
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わが国のデータヘルス計画に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 医療法に基づいて策定される。
2. 保険者がレセプトのデータを分析し、活用する。
3. 被保険者のQOLの改善に役立てる。
4. 医療費の適正化を目指している。
5. 保健事業計画の策定に役立てる。
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医療法に基づいて策定される。
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15 |
管理栄養士(第37回) |
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地域保健に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 都道府県以外は、保健所を設置できない。
2. 結核発生時の接触者健康診断は、保健所の業務である。
3. 医療機関の監視は、市町村保健センターの業務である。
4. 食品衛生の監視は、市町村保健センターの業務である。
5. 人口動態統計に関する業務は、市町村保健センターによって行われる。
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結核発生時の接触者健康診断は、保健所の業務である。
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16 |
管理栄養士(第37回) |
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介護保険制度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 保険者は、国である。
2. 被保険者は、30歳以上の者である。
3. 要介護状態は、介護の必要の程度に応じて区分される。
4. 要介護認定は、主治医により行われる。
5. 要介護度に応じて利用するサービスについて、利用者自身が選択・決定することはできない。
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要介護状態は、介護の必要の程度に応じて区分される。
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管理栄養士(第37回) |
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線毛を持つ上皮で内腔が覆われる器官である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血管
2. 気管
3. 食道
4. 小腸
5. 膀胱
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気管
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18 |
管理栄養士(第37回) |
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脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 脂肪酸は、カルボキシ基を持つ。
2. 脂肪酸は、二重結合が多くなるほど酸化を受けにくい。
3. カプリル酸は、長鎖脂肪酸である。
4. リノール酸は、体内で合成される。
5. オレイン酸は、飽和脂肪酸である。
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脂肪酸は、カルボキシ基を持つ。
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19 |
管理栄養士(第37回) |
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核酸の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. DNAの構成糖は、リボースである。
2. ヒストンは、DNAと複合体を形成する。
3. クロマチンの主成分は、RNAである。
4. mRNAは、アミノ酸と結合する部位を持つ。
5. イントロンは、転写されない。
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ヒストンは、DNAと複合体を形成する。
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20 |
管理栄養士(第37回) |
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酵素に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 酵素は、化学反応の活性化エネルギーを増大させる。
2. 競合阻害では、反応の最大速度(Vmax)は低下する。
3. 競合阻害物質は、活性部位に結合する。
4. ミカエリス定数(Km)は、親和性の高い基質で大きくなる。
5. トリプシノーゲンは、リン酸化により活性化される。
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競合阻害物質は、活性部位に結合する。
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21 |
管理栄養士(第37回) |
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糖質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. グリセロールは、グリコーゲンの分解により生じる。
2. ヘキソキナーゼは、グルコースを基質とする。
3. グルコース輸送体4(GLUT4)は、肝細胞に存在する。
4. アラニンは、筋肉でグルコースに変換される。
5. ロイシンは、糖原性アミノ酸である。
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ヘキソキナーゼは、グルコースを基質とする。
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22 |
管理栄養士(第37回) |
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酸塩基平衡に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血液のpHは、7.0 ± 0.05に維持されている。
2. 呼吸性アシドーシスでは、腎臓から水素イオン(H+)の排泄が促進される。
3. 代謝性アシドーシスでは、呼吸数が減少する。
4. 腎機能が低下すると、腎臓での重炭酸イオンの再吸収が促進される。
5. ケトン体が増加すると、代謝性アルカローシスになる。
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呼吸性アシドーシスでは、腎臓から水素イオン(H+)の排泄が促進される。
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23 |
管理栄養士(第37回) |
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疾患に伴う変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 壊死は、炎症を引き起こす。
2. 急性炎症では、血管透過性は低下する。
3. 腸上皮化生は、小腸で見られる。
4. 播種は、良性腫瘍の進展様式である。
5. 植物状態では、脳幹の機能が失われている。
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壊死は、炎症を引き起こす。
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24 |
管理栄養士(第37回) |
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臨床検査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 溶血性貧血による高ビリルビン血症では、直接ビリルビンが優位になる。
2. 血中CRP値は、炎症で低下する。
3. 抗GAD(抗グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体は、自己抗体である。
4. 腹部エコー検査は、妊娠中の女性には禁忌である。
5. MRI検査は、X線を利用して画像を得る。
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抗GAD(抗グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体は、自己抗体である。
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管理栄養士(第37回) |
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治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬投与は、原因療法である。
2. 交差適合試験は、輸血の後に行う。
3. 早期胃がんに対する手術療法は、対症療法である。
4. 放射線治療では、正常細胞は影響を受けない。
5. 緩和ケアは、がんの診断初期から行う。
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緩和ケアは、がんの診断初期から行う。
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