151 |
管理栄養士(第37回) |
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地域包括ケアシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 地域包括ケアシステムの構築は、地域保健法に基づく。
2. 介護保険施設入所者は、対象としない。
3. 地域ケア会議は、三次医療圏ごとに設置しなければならない。
4. 地域包括支援センターの設置者は、都道府県である。
5. 地域支援事業は、介護予防を目的とした事業である。
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地域支援事業は、介護予防を目的とした事業である。
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152 |
管理栄養士(第37回) |
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K市の地図である(図)。A地区は、学生を中心とした若い世代の一人暮らし世帯が多く、中食・外食の利用頻度が高く、野菜摂取量が少ない。B地区は、野菜の生産が盛んである。K市における、A地区の若い世代の野菜摂取量増加に向けた、食物へのアクセスと情報へのアクセスを統合させた効果的な取組に関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. A地区内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアの店内に、野菜摂取量の増加を推奨するポスターを掲示する。
2. A地区の駅構内の特設コーナーにおいて、B地区の生産者組合と協働して、地元野菜の直売所を開設し販売するとともに、1日当たりの野菜摂取量の目標として350gの野菜の実物展示を行う。
3. A地区において、各大学食堂や外食店と協働して、月替わりで、B地区産の野菜たっぷりメニューの提供と、野菜料理の簡単レシピ集の配布を行う。
4. A地区の七夕祭りにおいて、B地区の生産者組合と協働して、栄養バランスのとれた食生活に関する講話と地元野菜の無料配布会を行う。
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A地区において、各大学食堂や外食店と協働して、月替わりで、B地区産の野菜たっぷりメニューの提供と、野菜料理の簡単レシピ集の配布を行う。
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153 |
管理栄養士(第37回) |
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特定給食施設の設置者が取り組むことで、利用者の適切な栄養管理につながるものである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 利用者の身体状況を共有する多職種協働チームの設置
2. 品温管理された食事を提供するための設備の導入
3. 給食の生ごみのリサイクルの推進
4. 施設の栄養管理システムのデジタル化の推進
5. 衛生管理に関する責任者の指名
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給食の生ごみのリサイクルの推進
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154 |
管理栄養士(第37回) |
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健康増進法に基づく、特定給食施設と管理栄養士の配置に関する組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 朝食、昼食、夕食の合計で300食を提供する児童自立支援施設 ―― 配置しなければならない。
2. 朝食300食、夕食300食を提供する学生寮 ――――――――――― 配置しなければならない。
3. 昼食400食を提供する学生食堂 ―――――――――――――――― 配置しなければならない。
4. 朝食150食、昼食450食、夕食150食を提供する事業所 ―――――― 配置するよう努めなければならない。
5. 1回300食を提供する病院 ―――――――――――――――――― 配置するよう努めなければならない
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朝食150食、昼食450食、夕食150食を提供する事業所 ―――――― 配置するよう努めなければならない。
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155 |
管理栄養士(第37回) |
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給食経営管理におけるトータルシステムに関する内容である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食材料に関する情報をコンピュータ端末から入力し、発注する仕組み
2. 給食経営の管理業務ごとにマネジメントサイクルを回し、それらを連動させて機能させる仕組み
3. 複数の施設に食事を供給するために、1か所の調理施設で集中して調理できる機能をもたせる仕組み
4. 給食を、クックチルとクックサーブを統合させて運営する仕組み
5. 配膳方法に適した配膳設備を活用して、出来上がった食事を利用者に適切な状態で提供する仕組み
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給食経営の管理業務ごとにマネジメントサイクルを回し、それらを連動させて機能させる仕組み
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156 |
管理栄養士(第37回) |
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健康日本21(第二次)では、特定給食施設における適切な栄養管理の実施状況に関して、管理栄養士・栄養士の配置割合を評価指標とし、目標値を80%としている。この目標値に達していない施設である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 病院
2. 介護老人保健施設
3. 社会福祉施設
4. 老人福祉施設
5. 事業所
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事業所
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157 |
管理栄養士(第37回) |
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病院において給食の運営業務を外部委託することで、委託側が軽減できる業務である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 嗜好調査の実施
2. 食事療養に関する会議の開催
3. 食事箋の管理
4. 給食従事者の労務管理
5. 検食の実施
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給食従事者の労務管理
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158 |
管理栄養士(第37回) |
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給食経営における資源に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. オール電化された厨房は、人的資源に当たる。
2. ABC分析に基づいてAグループの食材を重点管理することは、物的資源の有効活用に当たる。
3. 調理従事者に衛生教育を実施することは、資金的資源の有効活用に当たる。
4. 新しい大量調理機器の情報は、方法的資源に当たる。
5. 省エネルギー調理機器の導入は、情報的資源の有効活用に当たる。
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ABC分析に基づいてAグループの食材を重点管理することは、物的資源の有効活用に当たる。
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159 |
管理栄養士(第37回) |
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K社員食堂における月間の売上高は400万円、固定費160万円、変動費200万円である。損益分岐点売上高(万円)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 180
2. 200
3. 240
4. 320
5. 360
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320
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160 |
管理栄養士(第37回) |
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社員食堂の現行メニューの販売戦略を立てるため、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)を行った(図)。売上成長率は今期以前の売上に対する成長率を示す。分析結果を踏まえた販売戦略として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. カテゴリーAに分類されたメニューは、売上構成比が低いため、廃止する。
2. カテゴリーBに分類されたメニューは、売上成長率および売上構成比が高いため、積極的な販売促進活動を行う。
3. カテゴリーCに分類されたメニューは、売上成長率および売上構成比が低いため、販売価格を上げる。
4. カテゴリーDに分類されたメニューは、売上構成比が高く安定した収益が得られるため、販売価格を下げる。
5. カテゴリーDに分類されたメニューは、売上成長率が低く、今後の成長が見込めないため、廃止する。
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カテゴリーBに分類されたメニューは、売上成長率および売上構成比が高いため、積極的な販売促進活動を行う。
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161 |
管理栄養士(第37回) |
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K病院栄養部門(図)の組織・人事管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 栄養課長が、全ての調理従事者に調理作業を指示する。
2. 栄養課主任が、トレイメイクの最終確認を行う。
3. 給食課長が、調理師のための衛生研修会を企画する。
4. 給食課長が、栄養課の業務配置を決定する。
5. 調理師長が、食事形態について看護部門長と調整を行う。
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給食課長が、調理師のための衛生研修会を企画する。
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162 |
管理栄養士(第37回) |
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保育所における3歳以上児の栄養・食事計画に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 給与栄養目標量は、身長・体重の測定結果を参照して定期的に見直す。
2. たんぱく質の給与目標量は、日本人の食事摂取基準におけるEARを用いて設定する。
3. カルシウムの給与目標量は、昼食とおやつの合計が1日の給与栄養目標量の1/3を超えないよう設定する。
4. 1回の昼食で使用する肉の重量は、食品構成表にある肉類の使用重量と一致させる。
5. 児の嗜好に配慮し、濃い味付けとする。
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給与栄養目標量は、身長・体重の測定結果を参照して定期的に見直す。
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163 |
管理栄養士(第37回) |
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表は、単一献立を提供している学生寮の夕食の期間献立である。表の(a)に入る主菜として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 白身魚のムニエル
2. 回鍋肉
3. 豆腐の豆乳グラタン
4. ポークソテー
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ポークソテー
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164 |
管理栄養士(第37回) |
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社員証で電子決済ができるカフェテリア方式の社員食堂における、栄養・食事管理の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 利用者集団の料理選択行動の課題を、料理の組合せに関する販売記録から評価する。
2. 利用者個人のエネルギー摂取量を、残食数から評価する。
3. 利用者集団の栄養状態を、食堂の利用率から評価する。
4. 利用者個人の給食に対する満足度を、検食簿から評価する。
5. 微量栄養素の給与目標量を、社員のBMIの分布から評価する。
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利用者集団の料理選択行動の課題を、料理の組合せに関する販売記録から評価する。
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165 |
管理栄養士(第37回) |
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給食の品質管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 設計品質は、ABC分析で評価する。
2. 適合(製造)品質は、期末在庫量で評価する。
3. 適合(製造)品質は、検食で評価する。
4. 総合品質は、ISO 14001で評価する。
5. 総合品質は、給与栄養目標量で評価する。
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適合(製造)品質は、検食で評価する。
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166 |
管理栄養士(第37回) |
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クックチルシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. クックサーブシステムに比べ、多くの調理従事者が必要である。
2. 前倒し調理により、調理作業の閑忙の平準化が可能である。
3. 加熱調理後は、90分以内に中心温度5℃まで冷却する。
4. クックフリーズシステムに比べ、保存日数が長い。
5. 提供直前の再加熱は、中心温度65℃、1分間以上加熱する。
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前倒し調理により、調理作業の閑忙の平準化が可能である。
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167 |
管理栄養士(第37回) |
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1日の食数が1,200食の特定給食施設における調理従事者数は、正社員(8時間/人/日)5人とパートタイマー(4時間/人/日)15人である。この場合の労働生産性(食/時間)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 12
2. 50
3. 60
4. 100
5. 150
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12
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168 |
管理栄養士(第37回) |
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給食施設において、インシデントレポートを分析したところ、毛髪の混入が最も多かった。その改善策に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ネット帽を被ってから、帽子を被るようにした。
2. 毛髪の乱れが起こらないように、調理従事者はヘアピンを使用するようにした。
3. 調理開始前に調理従事者同士で、着衣(帽子、調理服)に粘着ローラーをかけることにした。
4. 盛付け開始時に複数の調理従事者で、着衣(帽子、調理服)を確認し合うことにした。
5. インシデント発生時間帯を分析し、着衣(帽子、調理服)を見直す時間帯を決めた。
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毛髪の乱れが起こらないように、調理従事者はヘアピンを使用するようにした。
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169 |
管理栄養士(第37回) |
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トンカツ(付け合わせ:せんキャベツ)を調理する過程で、大量調理施設衛生管理マニュアルに基づいて実施した作業に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 肉の検収時の表面温度が7℃であったため、受け取った。
2. 同じ調理台で、割卵作業とキャベツの切裁作業を行った。
3. フライヤーの横の調理台で、肉に衣を付けた。
4. 揚がったトンカツの表面温度が75℃であったため、出来上がりとした。
5. 盛付けを、前の作業に使用した手袋をはめたまま行った。
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肉の検収時の表面温度が7℃であったため、受け取った。
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170 |
管理栄養士(第37回) |
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食中毒の発生が疑われた場合に、その発生原因を特定するために必要なものと確認内容の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 検便結果表 ――――――――― 調理担当者の勤務状況
2. 加熱調理の中心温度記録簿 ―― 食材料の保管温度
3. 原材料の検食(保存食) ――― 調理食数
4. 検収簿 ――――――――――― 食材料の納品温度
5. 調理工程表 ――――――――― 食材料の購入先
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検収簿 ――――――――――― 食材料の納品温度
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171 |
管理栄養士(第37回) |
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K産科・小児科クリニックの管理栄養士である。
相談者は、1歳1か月の女児とその母親。女児は、第一子、在胎40週、出生時体重は2,850g。1か月健診、4か月健診、いずれも成長・発達は順調で、同クリニックで1歳児健診を受けることとなった。
1歳児健診の問診票に、1日3回離乳食を食べているが、子どもの気になる様子として、「偏食」、「肉や魚を食べない」と記載されていた。1歳児健診の身長73cm、体重9.0kg、歯は上下合わせて前歯4本が生えていた。
健診当日に個別相談を行った。女児は、棒状にした飯を手に持って口に入れ、顎を左右に動かして噛む動きがみられた。口の中の様子を見ると、飯粒を潰せないまま飲み込んでいた。女児の離乳の段階である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 離乳初期
2. 離乳中期
3. 離乳後期
4. 離乳完了期
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172 |
管理栄養士(第37回) |
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K産科・小児科クリニックの管理栄養士である。
相談者は、1歳1か月の女児とその母親。女児は、第一子、在胎40週、出生時体重は2,850g。1か月健診、4か月健診、いずれも成長・発達は順調で、同クリニックで1歳児健診を受けることとなった。
1歳児健診の問診票に、1日3回離乳食を食べているが、子どもの気になる様子として、「偏食」、「肉や魚を食べない」と記載されていた。1歳児健診の身長73cm、体重9.0kg、歯は上下合わせて前歯4本が生えていた。
個別相談の際、母親は、「市販の鮭フレークを混ぜたごはんは食べるので、鮭は好きかもしれないと思ったのですが、一口大の焼き鮭は食べられませんでした。」と話した。母親が続けて話した女児の焼き鮭の食べ方である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 口に入れることを嫌がります。
2. 口に入れるとすぐに吐き出します。
3. 噛み潰さずに飲み込もうとして、おぇっとして吐き出します。
4. 口の中で、もぐもぐしたままでいます。
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口の中で、もぐもぐしたままでいます。
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173 |
管理栄養士(第37回) |
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K産科・小児科クリニックの管理栄養士である。
相談者は、1歳1か月の女児とその母親。女児は、第一子、在胎40週、出生時体重は2,850g。1か月健診、4か月健診、いずれも成長・発達は順調で、同クリニックで1歳児健診を受けることとなった。
1歳児健診の問診票に、1日3回離乳食を食べているが、子どもの気になる様子として、「偏食」、「肉や魚を食べない」と記載されていた。1歳児健診の身長73cm、体重9.0kg、歯は上下合わせて前歯4本が生えていた。
母親から、「肉や魚をあまり食べないので、その分、母乳を減らさずにあげています。どのようにしたら、肉や魚を食べるようになりますか。」と質問された。管理栄養士の応答である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 授乳回数を減らしてお腹が空けば、肉や魚も食べるかもしれませんね。
2. 肉や魚を食べなくても、卵や豆腐、牛乳でたんぱく質を摂れていれば問題ないですよ。
3. 前歯は生えているので、硬いものを食べて、噛む練習をしてみましょう。
4. 肉や魚は、軟らかくして、ほぐしたら食べられるかもしれません。
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肉や魚は、軟らかくして、ほぐしたら食べられるかもしれません。
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174 |
管理栄養士(第37回) |
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Kクリニックに勤務する管理栄養士である。
患者は、42歳、女性。2型糖尿病と診断された。
身長155cm、体重62kg、BMI 25.8kg/m2。標準体重53kg。血圧136/82mmHg。空腹時の血液検査値は、HbA1c 7.0%、血糖130mg/dL、AST 30U/L、ALT 40U/L、LDLコレステロール144mg/dL、トリグリセリド280mg/dL。
医師から、1日の指示エネルギー量を1,800kcal、炭水化物エネルギー比率を50%Eとして栄養食事指導を行うよう指示があった。
この患者に普段の食事を聞き取った(表1)。この患者の優先すべき栄養上の問題である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. たんぱく質の摂取量が多い。
2. 脂肪の摂取量が多い。
3. 炭水化物の摂取量が多い。
4. 食塩の摂取量が多い。
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炭水化物の摂取量が多い。
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175 |
管理栄養士(第37回) |
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Kクリニックに勤務する管理栄養士である。
患者は、42歳、女性。2型糖尿病と診断された。
身長155cm、体重62kg、BMI 25.8kg/m2。標準体重53kg。血圧136/82mmHg。空腹時の血液検査値は、HbA1c 7.0%、血糖130mg/dL、AST 30U/L、ALT 40U/L、LDLコレステロール144mg/dL、トリグリセリド280mg/dL。
医師から、1日の指示エネルギー量を1,800kcal、炭水化物エネルギー比率を50%Eとして栄養食事指導を行うよう指示があった。
<前問> を踏まえ、栄養食事指導を行い、その1か月後に2回目の栄養食事指導を行った。2回目の指導時に、患者が持参した1日分の食事記録から、糖尿病食事療法のための食品交換表に基づき単位の計算を行った(表2)。1日の合計単位数は20.2単位であった。
優先的に改善を指導する項目である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 「表1」
2. 「表3」
3. 「表6」
4. 「調味料」
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「表1」
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