126 |
管理栄養士(第35回) |
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標準体重 60 kg の大動脈石灰化を認める維持血液透析患者に対して、 1 日当たり の摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。 1 つ 選べ。
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詳細
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1. エネルギー 2,100 kcal
2. たんぱく質 60 g
3. 食塩 5 g
4. カリウム 1,500 mg
5. リン 1,200 mg
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リン 1,200 mg
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127 |
管理栄養士(第35回) |
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クッシング症候群で低下する検査値である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 血圧
2. 血糖
3. 血清コレステロール
4. 尿中デオキシピリジノリン
5. 骨密度
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骨密度
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128 |
管理栄養士(第35回) |
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93 歳、女性。身長 150 cm、体重 50 kg、BMI 22.2 kg/m2 。 2 年前に認知症と診 断され、その頃から誤嚥性肺炎を繰り返し、胃瘻を造設した。この患者の栄養管理 に関する記述である。誤っているのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 嚥下機能検査を行う。
2. 栄養剤投与時は、仰臥位とする。
3. 目標エネルギー量は、1,300 kcal/日とする。
4. 半消化態栄養剤の投与速度は、25 mL/時とする。
5. 半固形栄養剤を用いる。
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栄養剤投与時は、仰臥位とする。
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129 |
管理栄養士(第35回) |
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70 歳、男性。高 CO2 血症を認める COPD 患者である。この患者の栄養管理に関 する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. たんぱく質摂取量は、0.5 g/kg 標準体重/日とする。
2. 脂肪の摂取エネルギー比率は、40%E とする。
3. 炭水化物の摂取エネルギー比率は、80%E とする。
4. カルシウム摂取量は、300 mg/日とする。
5. リン摂取量は、500 mg/日とする。
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脂肪の摂取エネルギー比率は、40%E とする。
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130 |
管理栄養士(第35回) |
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胃潰瘍で出血を起こすと、上昇する血液検査値である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 平均赤血球容積(MCV)
2. ヘマトクリット
3. 尿素窒素
4. HbA1c
5. PSA
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尿素窒素
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131 |
管理栄養士(第35回) |
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食物アレルギーに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 乳糖不耐症は、Ⅰ型アレルギーである。
2. オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下する。
3. グルテンは、加熱により抗原性が増大する。
4. 鶏卵アレルギーでは、鶏肉を除去する。
5. 大豆は、特定原材料として表示する義務がある。
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オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下する。
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132 |
管理栄養士(第35回) |
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入院 2 日目の敗血症患者の病態と栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 基礎代謝は、亢進する。
2. 体たんぱく質の異化は、抑制される。
3. 血糖値は、低下する。
4. 糸球体濾過量は、増加する。
5. 静脈栄養法は、禁忌である。
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基礎代謝は、亢進する。
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133 |
管理栄養士(第35回) |
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がん患者の病態と栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 悪液質では、筋たんぱく質の同化が優位になる。
2. 化学療法施行時には、食欲が増進する。
3. 胃切除術後は、カルシウムの吸収が亢進する。
4. 上行結腸にストマ(人工肛門)を造設した後は、脱水に注意する。
5. 終末期には、経口摂取は禁忌である。
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上行結腸にストマ(人工肛門)を造設した後は、脱水に注意する。
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134 |
管理栄養士(第35回) |
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受傷後 4 日目の重症外傷患者の病態と経腸栄養法に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 安静時エネルギー消費量は、低下する。
2. インスリン抵抗性は、増大する。
3. 水分投与量は、10 mL/kg 現体重/日とする。
4. NPC/N は、400 とする。
5. 脂肪エネルギー比率は、50%E とする。
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インスリン抵抗性は、増大する。
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135 |
管理栄養士(第35回) |
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糖原病Ⅰ型の幼児の栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーを制限する。
2. たんぱく質を制限する。
3. フェニルアラニンを制限する。
4. 食事を 1 日 2 回に減らす。
5. コーンスターチを利用する。
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コーンスターチを利用する。
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136 |
管理栄養士(第35回) |
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妊娠 16 週の妊婦、35 歳。身長 165 cm、体重 73 kg、BMI 26.8 kg/m2 、標準体 重 60 kg、非妊娠時体重 72 kg。妊娠糖尿病と診断された。この妊婦の栄養管理に 関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー摂取量は、2,200 kcal/日とする。
2. たんぱく質摂取量は、40 g/日とする。
3. 食物繊維摂取量は、10 g/日とする。
4. 朝食前血糖値の目標は、70~100 mg/dL とする。
5. 血糖コントロール不良時は、 1 日 2 回食とする。
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朝食前血糖値の目標は、70~100 mg/dL とする。
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137 |
管理栄養士(第35回) |
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公衆栄養活動に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 個人は、対象としない。
2. 傷病者の治療を目的とする。
3. ハイリスクアプローチでは、対象を限定せずに集団全体への働きかけを行う。
4. ソーシャル・キャピタルを活用する。
5. 生態系への影響を配慮しない。
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ソーシャル・キャピタルを活用する。
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138 |
管理栄養士(第35回) |
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最近 10 年間の国民健康・栄養調査結果における成人の 1 日当たりの平均摂取量 の傾向に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 脂肪エネルギー比率は、30%E を下回っている。
2. 炭水化物エネルギー比率は、50%E を下回っている。
3. 食塩摂取量は、7.5 g を下回っている。
4. 米の摂取量は、増加している。
5. 野菜類の摂取量は、350 g を超えている。
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脂肪エネルギー比率は、30%E を下回っている。
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139 |
管理栄養士(第35回) |
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わが国における食品の生産と流通・消費に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. フードバランスシート(食料需給表)には、国民が摂取した食料の総量が示されている。
2. フードマイレージとは、生産地から消費地までの輸送手段のことである。
3. フードデザートとは、生鮮食品などを購入するのが困難な状態のことである。
4. スマート・ライフ・プロジェクトとは、国産農産物の消費拡大を目指す国民運動である。
5. 家庭系食品ロス量は、事業系食品ロス量より多い。
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フードデザートとは、生鮮食品などを購入するのが困難な状態のことである。
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140 |
管理栄養士(第35回) |
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栄養不良の二重負荷に関する記述である。誤っているのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 1 つの国の中に、 2 型糖尿病とやせの問題が同時に存在している。
2. 1 つの地域の中に、肥満とやせの問題が同時に存在している。
3. 1 つの地域の中に、クワシオルコルの子どもとマラスムスの子どもが同時に存在している。
4. 1 つの家庭の中に、父親の過体重と子どもの発育阻害が同時に存在している。
5. 同一個人において、肥満と亜鉛欠乏が同時に存在している。
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1 つの地域の中に、クワシオルコルの子どもとマラスムスの子どもが同時に存在している。
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141 |
管理栄養士(第35回) |
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健康増進法に定められている施策とその実施者の組合せである。 正しいのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 国民の健康の増進の総合的な推進を 図るための基本的な方針の決定 ------------ 内閣総理大臣
2. 特別用途表示の許可 ---------------------- 農林水産大臣
3. 食事摂取基準の策定 ---------------------- 厚生労働大臣
4. 国民健康・栄養調査員の任命 ------------- 厚生労働大臣
5. 栄養指導員の任命 ------------------------ 厚生労働大臣
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食事摂取基準の策定 ---------------------- 厚生労働大臣
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142 |
管理栄養士(第35回) |
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栄養士法に関する記述である。正しいのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 管理栄養士の免許は、都道府県知事が管理栄養士名簿に登録することにより行う。
2. 管理栄養士は、傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導を行う。
3. 管理栄養士には、就業の届出が義務づけられている。
4. 行政栄養士の定義が示されている。
5. 医療施設における栄養士の配置基準が規定されている。
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管理栄養士は、傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導を行う。
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143 |
管理栄養士(第35回) |
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妊産婦のための食生活指針に関する記述である。 誤っているのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 妊娠前の女性も対象にしている。
2. 栄養機能食品による葉酸の摂取を控えるよう示している。
3. 非妊娠時の体格に応じた、望ましい体重増加量を示している。
4. バランスのよい食生活の中での母乳育児を推奨している。
5. 受動喫煙のリスクについて示している。
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栄養機能食品による葉酸の摂取を控えるよう示している。
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144 |
管理栄養士(第35回) |
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健康日本 21(第二次)の目標項目のうち、中間評価で「改善している」と判定され たものである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 適正体重の子どもの増加
2. 適正体重を維持している者の増加
3. 適切な量と質の食事をとる者の増加
4. 共食の増加
5. 食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加
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食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加
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145 |
管理栄養士(第35回) |
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公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 持続可能な開発目標(SDGs)の策定 -------- 国際連合(UN)
2. 食品の公正な貿易の確保 --------------------- 国連世界食糧計画(WFP)
3. 栄養表示ガイドラインの策定 ----------------- 国連児童基金(UNICEF)
4. 食物ベースの食生活指針の開発と活用 のガイドラインの作成 -------- コーデックス委員会(CAC)
5. 母乳育児を成功させるための10か条の策定----国連食糧農業機関(FAO)
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持続可能な開発目標(SDGs)の策定 -------- 国際連合(UN)
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146 |
管理栄養士(第35回) |
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集団を対象とした食事調査における精度に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 対象者の過小申告を小さくするために、調査日数を増やす。
2. 栄養素摂取量の季節変動の影響を小さくするために、対象者の人数を増やす。
3. 摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受ける。
4. 個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響しない。
5. 日間変動の大きさは、栄養素間で差がない。
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摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受ける。
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147 |
管理栄養士(第35回) |
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食事調査法に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 食事記録法において、目安量法は秤量法に比べて摂取量推定の誤差が小さい。
2. 食事記録法は、食物摂取頻度調査法に比べて個人の記憶に依存する。
3. 食物摂取頻度調査法は、24 時間食事思い出し法に比べて調査者の負担が大きい。
4. 半定量食物摂取頻度調査法の質問票の開発では、妥当性の検討が必要である。
5. 陰膳法は、習慣的な摂取量を把握することに適している。
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半定量食物摂取頻度調査法の質問票の開発では、妥当性の検討が必要である。
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148 |
管理栄養士(第35回) |
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食事調査における栄養素摂取量のエネルギー調整に関する記述である。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. ある特定の栄養素摂取量と疾病との関連を検討する際に有用である。
2. 過小申告の程度を評価することができる。
3. エネルギー産生栄養素以外の栄養素には、用いることができない。
4. 脂肪エネルギー比率は、残差法によるエネルギー調整値である。
5. 密度法によるエネルギー調整値は、観察集団のエネルギー摂取量の平均値を 用いて算出する。
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ある特定の栄養素摂取量と疾病との関連を検討する際に有用である。
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149 |
管理栄養士(第35回) |
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公衆栄養アセスメントに用いる情報と、その出典の組合せである。 最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. 人口構造の変化 -------------------- 生命表
2. 食中毒の患者数 -------------------- 患者調査
3. 世帯における食品ロスの実態 ------ 食料需給表
4. 乳幼児の身体の発育の状態 ---- ---- 乳幼児栄養調査
5. 介護が必要な者の状況 ------------- 国民生活基礎調査
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介護が必要な者の状況 ------------- 国民生活基礎調査
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150 |
管理栄養士(第35回) |
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集団における栄養調査データを、日本人の食事摂取基準(2020 年版)を用いて評 価した。評価項目とその指標の組合せである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーの摂取不足 ------- 推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の 割合
2. エネルギーの過剰摂取 ------- 推定エネルギー必要量(EER)を上回る者の 割合
3. 栄養素の摂取不足 ------------ EAR を下回る者の割合
4. 栄養素の摂取不足 ------------ RDA を下回る者の割合
5. 栄養素の過剰摂取 ------------ AI を上回る者の割合
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栄養素の摂取不足 ------------ EAR を下回る者の割合
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