管理栄養士(第35回) | 解答一覧


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176 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「174」、「175」、「176」に答えよ。

K 病院に勤務する管理栄養士である。緊急入院した患者の栄養管理計画を作成し ている。

患者は、65 歳、男性。独居、60 歳で定年後無職である。普段は 1 日に市販弁当 1 個 程度しか摂っておらず、 1 週間前からは体調不良もあり、食事はほとんど摂れていな かった。ベッドに横になっているところを、訪問した民生委員に発見された。半年前 の体重は 58 kg であった。

身長 172 cm、体重 50 kg、BMI 16.9 kg/m2 、血圧 96/58 mmHg、心拍数 94 回/分。 空腹時血液検査値は、赤血球数 380 # 104 /nL、ヘモグロビン 9.2 g/dL、ヘマトクリッ ト 38%、アルブミン 3.3 g/dL、血糖 81 mg/dL、総コレステロール 90 mg/dL、トリ グリセリド 45 mg/dL、尿素窒素 24 mg/dL、クレアチニン 0.45 mg/dL。明らかな浮 腫、腹水、神経学的な異常は認められなかった。

1 か月後、体重は 53 kg、ヘモグロビン 10.2 g/dL、アルブミン 3.5 g/dL まで回 復し、 1 日 3 食摂る意思が確認できたので、退院することになった。退院後の食事 に関して、患者と相談して決めた目標である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 卵、大豆製品、魚、肉のおかずを食べる。

2. 野菜、きのこ、海藻、いものおかずを食べる。

3. 果物を食べる。

4. 水やお茶などの水分を控える。

卵、大豆製品、魚、肉のおかずを食べる。

177 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「177」、「178」、「179」に答えよ。

K 介護老人保健施設に勤務する管理栄養士である。多職種で栄養管理を行い、栄養マネジメント加算を算定している。

入所者は、85 歳、男性。徐々に嚥下障害が進行し、誤嚥性肺炎も認められるよう になり、 3 か月前から胃瘻で栄養管理が行われていた。

「口から食べられるようになりたい」と本人の意向があり、医師の指示で言語聴覚士 による嚥下訓練(間接訓練)が開始された。

身長 165 cm、体重 48 kg、BMI 17.6 kg/m2 、血圧 90/48 mmHg。空腹時血液検査 値は、ヘモグロビン 11.8 g/dL、アルブミン 3.7 g/dL。

多職種でミーティングを行っている。嚥下訓練(間接訓練)によって、嚥下機能が 改善してきたため、食物を使って直接訓練を開始することにした。最初に用いるも のである。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. おもゆ

2. 牛乳

3. ゼラチンゼリー

4. かぼちゃペースト

ゼラチンゼリー

178 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「177」、「178」、「179」に答えよ。

K 介護老人保健施設に勤務する管理栄養士である。多職種で栄養管理を行い、栄養マネジメント加算を算定している。

入所者は、85 歳、男性。徐々に嚥下障害が進行し、誤嚥性肺炎も認められるよう になり、 3 か月前から胃瘻で栄養管理が行われていた。

「口から食べられるようになりたい」と本人の意向があり、医師の指示で言語聴覚士 による嚥下訓練(間接訓練)が開始された。

身長 165 cm、体重 48 kg、BMI 17.6 kg/m2 、血圧 90/48 mmHg。空腹時血液検査 値は、ヘモグロビン 11.8 g/dL、アルブミン 3.7 g/dL。

嚥下機能に合わせて、訓練用の食事形態の段階を上げてきた。 3 か月経った頃、 少しむせるようになったので、言語聴覚士より、パン粥ぐらいの段階に戻してほし いと依頼があった。この依頼に合った料理である。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. バナナペースト

2. 炒り卵

3. ふろふき大根

4. 茶碗蒸し(具無し)

バナナペースト

179 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「177」、「178」、「179」に答えよ。

K 介護老人保健施設に勤務する管理栄養士である。多職種で栄養管理を行い、栄養マネジメント加算を算定している。

入所者は、85 歳、男性。徐々に嚥下障害が進行し、誤嚥性肺炎も認められるよう になり、 3 か月前から胃瘻で栄養管理が行われていた。

「口から食べられるようになりたい」と本人の意向があり、医師の指示で言語聴覚士 による嚥下訓練(間接訓練)が開始された。

身長 165 cm、体重 48 kg、BMI 17.6 kg/m2 、血圧 90/48 mmHg。空腹時血液検査 値は、ヘモグロビン 11.8 g/dL、アルブミン 3.7 g/dL。

この入所者に行った栄養管理の計画と実施に対して、算定できる介護報酬であ る。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 療養食加算

2. 経口移行加算

3. 経口維持加算

4. 栄養改善加算

5. 栄養スクリーニング加算

経口移行加算

180 管理栄養士(第35回) 初回の在宅患者訪問栄養食事指導の時に、娘からいつも作っている食事内容のメ モをもらい摂取量を把握した(表)。準備された食事はほぼ摂取し、間食はほとんど しない。この内容から優先すべき問題点である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. エネルギー摂取量が少ない。

2. たんぱく質摂取量が少ない。

3. 野菜摂取量が少ない。

4. 食塩摂取量が多い。

エネルギー摂取量が少ない。


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181 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「180」、「181」、「182」に答えよ。

K クリニックに勤務する管理栄養士である。

患者は、70 歳、女性。重度の関節痛と体力低下によって数年前から通院できなく なり、医師が往診している。この度、腎機能低下が認められたため、医師からエネル ギー 1,400 kcal/日、たんぱく質 40 g/日、食塩 6 g/日未満の食事について、在宅患者 訪問栄養食事指導の指示があった。屋内での生活はかろうじて自力で行えるが、買い 物や食事の準備は近所に住む娘に頼んでいる。摂食嚥下機能に問題はない。

身長 150 cm、体重 44 kg、BMI 19.6 kg/m2 、血圧 145/90 mmHg。空腹時血液検査 値は、ヘモグロビン 11.2 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、血糖 82 mg/dL、尿素窒素 26 mg/dL、クレアチニン 0.80 mg/dL、eGFR 54.1 mL/分/1.73 m2 。

今後の食事に対する具体的なアドバイスである。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 煮物を炒め物に替えるなど、油脂類の摂取を増やしましょう。

2. 朝食に卵 1 個程度を追加しましょう。

3. 朝食にトマト 1 / 2 個程度の野菜を追加しましょう。

4. 昼食のみそ汁をやめましょう。

煮物を炒め物に替えるなど、油脂類の摂取を増やしましょう。

182 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「180」、「181」、「182」に答えよ。

K クリニックに勤務する管理栄養士である。

患者は、70 歳、女性。重度の関節痛と体力低下によって数年前から通院できなく なり、医師が往診している。この度、腎機能低下が認められたため、医師からエネル ギー 1,400 kcal/日、たんぱく質 40 g/日、食塩 6 g/日未満の食事について、在宅患者 訪問栄養食事指導の指示があった。屋内での生活はかろうじて自力で行えるが、買い 物や食事の準備は近所に住む娘に頼んでいる。摂食嚥下機能に問題はない。

身長 150 cm、体重 44 kg、BMI 19.6 kg/m2 、血圧 145/90 mmHg。空腹時血液検査 値は、ヘモグロビン 11.2 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、血糖 82 mg/dL、尿素窒素 26 mg/dL、クレアチニン 0.80 mg/dL、eGFR 54.1 mL/分/1.73 m2 。

翌月に、再び在宅患者訪問栄養食事指導を行った。娘より、「最近、母の食欲が 低下してきたようだ。」との訴えがあった。対策を相談していたところ、患者から 「昔のように、パンにバターをたっぷり塗って食べたい。」と言われた。これに対す る返答である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. はい、たっぷり塗ってもらいましょう。

2. バターを 5 g に決めて、塗ってもらいましょう。

3. バターではなく、マーガリンをたっぷり塗ってもらいましょう。

4. たっぷり塗ってもらうのは、週 2 回にしましょう。

はい、たっぷり塗ってもらいましょう。

183 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「183」、「184」に答えよ。

K 小児病院に勤務する管理栄養士である。先天性代謝異常等検査でフェニルケトン尿症を指摘された患児の母親に、栄養食事指導を行うことになった。

患児は、生後 1 か月、男児。出生体重 2,700 g、身長 48 cm。身体・精神に明らか な所見を認めない。

治療用ミルクについて説明した後に、患児の母親から、「食事療法は一生続ける ことになりますか?とても心配です。」との質問があった。「一生続けることになり ます。私もお手伝いします。」の後に続く管理栄養士の助言である。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 続けるためにはお母さんの頑張りが何より重要ですよ。

2. 大変と思われるかもしれませんが、皆さん子どものためと頑張って続けられていますよ。

3. 病気について説明したパンフレットを差し上げましょう。後で、ご自分で読んで勉強してくださいね。

4. 同じ病気の子どもをもつ家族会をご紹介しましょう。悩みを相談できますよ。

同じ病気の子どもをもつ家族会をご紹介しましょう。悩みを相談できますよ。

184 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「183」、「184」に答えよ。

K 小児病院に勤務する管理栄養士である。先天性代謝異常等検査でフェニルケトン尿症を指摘された患児の母親に、栄養食事指導を行うことになった。

患児は、生後 1 か月、男児。出生体重 2,700 g、身長 48 cm。身体・精神に明らか な所見を認めない。

治療用ミルクと並行して、離乳食を開始する時期となった。「舌でつぶせる固さ」 の時期の離乳食献立として、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. つぶし粥、豆腐ペースト

2. さつまいものマッシュ、卵黄ペースト

3. じゃがいものマッシュ、煮たりんご

4. 煮魚のほぐし、つぶしたバナナ

じゃがいものマッシュ、煮たりんご

185 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「185」、「186」、「187」に答えよ。

K 大学クリニックに勤務している管理栄養士である。

患者は、21 歳、女性。大学入学と同時に一人暮らしを始めた。中学生の時からダ イエットを始め、大学入学後、おかずには野菜だけを食べる生活を続けている。最 近、運動時に息切れするようになり、クリニックを受診した。また他院にて、舌炎を 指摘されている。

BMI 18.5 kg/m2 。血液検査値は、アルブミン 4.2 g/dL、ALT 18 U/L、AST 20 U/L、 総ビリルビン 0.8 mg/dL、尿素窒素 16 mg/dL、クレアチニン 0.7 mg/dL、赤血球 234 # 104 /nL、ヘモグロビン 8.5 g/dL、MCV 112 fL(基準値 79~100 fL)、MCHC 32.4%(基準値 26.3~34.3%)

この患者に行った追加の血液検査結果である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 不飽和鉄結合能(UIBC)高値

2. エリスロポエチン低値

3. ビタミン B12 低値

4. 葉酸低値

ビタミン B12 低値


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186 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「185」、「186」、「187」に答えよ。

K 大学クリニックに勤務している管理栄養士である。

患者は、21 歳、女性。大学入学と同時に一人暮らしを始めた。中学生の時からダ イエットを始め、大学入学後、おかずには野菜だけを食べる生活を続けている。最 近、運動時に息切れするようになり、クリニックを受診した。また他院にて、舌炎を 指摘されている。

BMI 18.5 kg/m2 。血液検査値は、アルブミン 4.2 g/dL、ALT 18 U/L、AST 20 U/L、 総ビリルビン 0.8 mg/dL、尿素窒素 16 mg/dL、クレアチニン 0.7 mg/dL、赤血球 234 # 104 /nL、ヘモグロビン 8.5 g/dL、MCV 112 fL(基準値 79~100 fL)、MCHC 32.4%(基準値 26.3~34.3%)

この患者に認められる症候である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 匙状爪

2. たんぱく尿

3. 血尿

4. 神経障害

神経障害

187 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「185」、「186」、「187」に答えよ。

K 大学クリニックに勤務している管理栄養士である。

患者は、21 歳、女性。大学入学と同時に一人暮らしを始めた。中学生の時からダ イエットを始め、大学入学後、おかずには野菜だけを食べる生活を続けている。最 近、運動時に息切れするようになり、クリニックを受診した。また他院にて、舌炎を 指摘されている。

BMI 18.5 kg/m2 。血液検査値は、アルブミン 4.2 g/dL、ALT 18 U/L、AST 20 U/L、 総ビリルビン 0.8 mg/dL、尿素窒素 16 mg/dL、クレアチニン 0.7 mg/dL、赤血球 234 # 104 /nL、ヘモグロビン 8.5 g/dL、MCV 112 fL(基準値 79~100 fL)、MCHC 32.4%(基準値 26.3~34.3%)

本人は、今回の受診の結果をきっかけに、これからは食生活を見直したいと思っ ている。この患者への初回の栄養食事指導である。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 納豆や豆腐などの大豆製品を積極的に食べましょう。

2. 肉、魚、卵、乳製品を、 1 食に 1 品以上食べましょう。

3. ほうれん草など、緑黄色野菜を積極的に食べましょう。

4. 野菜は茹でこぼして食べましょう。

肉、魚、卵、乳製品を、 1 食に 1 品以上食べましょう。

188 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「188」、「189」、「190」に答えよ。

K 市の保育課に勤務する管理栄養士である。

市内の保育所では、園児の朝食内容に栄養面からみて問題が多いこと、また、朝食 を欠食する児の割合も増加しているとの情報提供があった。そこで、K 市内の市立 保育所に通園する児( 1 ~ 6 歳)の保護者全員を対象に、児と保護者の朝食摂取に関す る現状と課題を把握するために、質問紙調査を実施した。

図 1 は、児と保護者の朝食摂取状況に関する質問紙調査の結果である。 正しいのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 朝食をほとんど食べない児の割合は、17% である。

2. 朝食を毎日食べる保護者の割合は、94% である。

3. 朝食をほとんど食べない保護者の割合は、23% である。

4. 朝食を毎日食べる児の保護者の 94% は、朝食を毎日食べている。

5. 朝食をほとんど食べない保護者の児の 17% は、朝食をほとんど食べない。

朝食をほとんど食べない保護者の児の 17% は、朝食をほとんど食べない。

189 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「188」、「189」、「190」に答えよ。

K 市の保育課に勤務する管理栄養士である。

市内の保育所では、園児の朝食内容に栄養面からみて問題が多いこと、また、朝食 を欠食する児の割合も増加しているとの情報提供があった。そこで、K 市内の市立 保育所に通園する児( 1 ~ 6 歳)の保護者全員を対象に、児と保護者の朝食摂取に関す る現状と課題を把握するために、質問紙調査を実施した。

質問紙調査結果と、これまでの保護者との面談等からの情報を踏まえ、重要度と 改善可能性のマトリクスを作成して、朝食摂取に関する課題の優先順位付けを行っ た(図 2 )。優先度の高いものとして、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. A「朝食の大切さがわからない」

2. B「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」

3. C「子どもはともかく、私は朝食を食べたくない」

4. D「朝は忙しくて時間がない」

B「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」

190 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「188」、「189」、「190」に答えよ。

K 市の保育課に勤務する管理栄養士である。

市内の保育所では、園児の朝食内容に栄養面からみて問題が多いこと、また、朝食 を欠食する児の割合も増加しているとの情報提供があった。そこで、K 市内の市立 保育所に通園する児( 1 ~ 6 歳)の保護者全員を対象に、児と保護者の朝食摂取に関す る現状と課題を把握するために、質問紙調査を実施した。

課題の優先順位付けを踏まえ、その課題を解決するために、K 市の保育課と保 育所が連携して行う取組である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 朝食摂取の大切さをテーマに、著名な講師を招いて講演会を行う。

2. 「朝食を摂るためには、ライフスタイルの見直しから」というメッセージを、 SNS で保護者向けに発信する。

3. 市販品を組み合わせるだけでできる、「栄養バランスがとれるお手軽朝食」というリーフレットを、保護者全員に配布する。

4. 栄養バランスのよい朝食の作り方を教える調理実習を企画し、参加を呼びかける。

市販品を組み合わせるだけでできる、「栄養バランスがとれるお手軽朝食」というリーフレットを、保護者全員に配布する。


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191 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「191」、「192」、「193」に答えよ。

K 市健康増進課に勤務する管理栄養士である。

K 市は人口 30 万人の中核市である。市で策定した食育推進計画の期間が次年度末 までとなっている。そこで、今期の評価と次期計画のための調査設計と、次期食育推 進計画の目標値及びその期間におけるモニタリング方法について検討を行う。

5 年前に、無作為抽出した市民 3,000 人を対象に食育推進に関する質問紙調査を 郵送法で実施したところ、回収数は 600 であった。今期の評価と次期計画のための 調査設計として、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 前回の調査と比較するために、標本の抽出方法、対象者数、調査方法及び市 民への広報活動は前回と同じにする。

2. 標本の抽出方法、対象者数、調査方法は前回と同じとするが、市民への広報 活動を前回より強化する。

3. 標本抽出方法は同じだが、対象者数を前回の 3 倍の 9,000 人とし、同じ調査方法で実施する。

4. 市内在住の食生活改善推進員とその家族を含む計 600 人を対象に、前回と同じ調査票を用いて調査を実施する。

標本の抽出方法、対象者数、調査方法は前回と同じとするが、市民への広報 活動を前回より強化する。

192 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「191」、「192」、「193」に答えよ。

K 市健康増進課に勤務する管理栄養士である。

K 市は人口 30 万人の中核市である。市で策定した食育推進計画の期間が次年度末 までとなっている。そこで、今期の評価と次期計画のための調査設計と、次期食育推 進計画の目標値及びその期間におけるモニタリング方法について検討を行う。

調査の結果、市全体における「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日摂っ ている者の割合」は、今期の目標値を達成した。しかし、性・年齢階級別にみる と、目標値に達していない集団があった。また、全体では、県や近隣の市町村レベ ルには達していなかった。次期の目標値の設定方法として、最も適切なのはどれ か。 1 つ選べ。

調査の結果、市全体における「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日摂っ ている者の割合」は、今期の目標値を達成した。しかし、性・年齢階級別にみる と、目標値に達していない集団があった。また、全体では、県や近隣の市町村レベ ルには達していなかった。次期の目標値の設定方法として、最も適切なのはどれ か。 1 つ選べ。
詳細

1. 今期の達成状況を維持するため、同じ目標値を継続する。

2. 目標値に達していない性・年齢階級集団の目標値を決め、それが達成された 場合の市全体の数値を新たな目標値とする。

3. 人口規模が近い近隣自治体の目標値を確認し、それらの平均値を目標値とし て設定する。

4. 県レベルを目指すため、県の食育推進計画と同じ目標値に設定する。

目標値に達していない性・年齢階級集団の目標値を決め、それが達成された 場合の市全体の数値を新たな目標値とする。

193 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「191」、「192」、「193」に答えよ。

K 市健康増進課に勤務する管理栄養士である。

K 市は人口 30 万人の中核市である。市で策定した食育推進計画の期間が次年度末 までとなっている。そこで、今期の評価と次期計画のための調査設計と、次期食育推 進計画の目標値及びその期間におけるモニタリング方法について検討を行う。

次期計画の実施期間において、市民の「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事」の 状況を、市の既存の事業を活用してモニタリングする仕組みをつくることになっ た。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 市のホームページに、市民の自由な意見を書き込める仕組みを導入する。

2. 市が実施する各種健康診査の参加者を対象に、簡易な質問紙調査を実施する。

3. 市が実施するママ・パパ教室の参加者を対象に、簡易な質問紙調査を実施する。

4. 市の食育推進会議の委員を対象に、ヒアリング調査を実施する。

市が実施する各種健康診査の参加者を対象に、簡易な質問紙調査を実施する。

194 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「194」、「195」に答えよ。

K 県の健康推進課に勤務する管理栄養士である。

K 県では健康増進計画の一環として、 5 年計画で食環境整備事業を実施してきた。 5 年目に評価を行ったところ、「食品中の食塩の低減に取り組む県内の食品製造企業 登録数」は目標値を達成した。そこで、次の 5 年間の計画では、これらの商品の利用 を増やすことを新たな目標として追加した。

「県内登録企業の食品中の食塩を低減した商品(減塩商品)の利用を増やす」という 目標に対する評価指標である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 国民健康・栄養調査の栄養摂取状況調査票における、県内登録企業の減塩商品の出現数

2. 県内登録企業の減塩商品の、県内における販売数

3. 県内の最大手スーパーマーケットにおける、県内登録企業の減塩商品の販売数

4. 県内保健医療機関に勤務する管理栄養士が実施する、県内登録企業の減塩商品を活用した栄養指導の回数

県内登録企業の減塩商品の、県内における販売数

195 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「194」、「195」に答えよ。

K 県の健康推進課に勤務する管理栄養士である。

K 県では健康増進計画の一環として、 5 年計画で食環境整備事業を実施してきた。 5 年目に評価を行ったところ、「食品中の食塩の低減に取り組む県内の食品製造企業 登録数」は目標値を達成した。そこで、次の 5 年間の計画では、これらの商品の利用 を増やすことを新たな目標として追加した。

「県内登録企業の食品中の食塩を低減した商品(減塩商品)の利用を増やす」には、 消費者である県民への働きかけも重要である。県民に、県内登録企業の商品を含む 減塩商品の利用を促すポピュレーションアプローチとして、最も適切なのはどれ か。 1 つ選べ。
詳細

1. 県の保健所に減塩商品の利用を勧めるパンフレットを置く。

2. 県内市町村が実施する高血圧教室で、減塩商品の利用を推奨してもらう。

3. 県内のスーパーマーケットで、減塩商品の売場に POP を掲示してもらう。

4. 県内事業所の社員食堂で、卓上に減塩調味料を置いてもらう。

県内のスーパーマーケットで、減塩商品の売場に POP を掲示してもらう。


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196 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「196」、「197」、「198」に答えよ。



K 町に勤務する管理栄養士である。

豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公 民館に避難している。この避難所の栄養管理を担当することとなった。公民館には、 小さな家庭用のシンクが 2 か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2 つ設置されてい る。

避難所開設当日、避難所にかけつけた管理栄養士が、避難住民から最初に聞き取 る項目である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 避難当日に食べた食事内容

2. 食事の要配慮事項

3. 食物の嗜好

4. 日常の朝食摂取状況

食事の要配慮事項

197 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「196」、「197」、「198」に答えよ。



K 町に勤務する管理栄養士である。

豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公 民館に避難している。この避難所の栄養管理を担当することとなった。公民館には、 小さな家庭用のシンクが 2 か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2 つ設置されてい る。

避難所開設 3 日目、水道・電気は使用できないが、給水車により水の供給があ り、プロパンガスは使用可能であることが確認された。 4 日目には、多様な食品の 支援物資が届き、水と食品の保管場所を決定した。管理栄養士が行うべきこととし て、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 支援物資の使用計画表の作成

2. 避難者個々の必要栄養量の算出

3. 避難者の体重計測

4. 大量調理器具の調達

支援物資の使用計画表の作成

198 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「196」、「197」、「198」に答えよ。



K 町に勤務する管理栄養士である。

豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公 民館に避難している。この避難所の栄養管理を担当することとなった。公民館には、 小さな家庭用のシンクが 2 か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2 つ設置されてい る。

避難所開設 5 日目、避難住民のうち、義歯の状態が悪く咀嚼機能が低下している 住民 10 名に提供する昼食の献立である。昼食には缶入りお茶を配布している。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. アルファ化米、イワシの味付け缶、きゅうりとプチトマト

2. アルファ化米、牛すき焼き缶、きんぴらごぼう缶

3. レトルト粥、サバの味噌煮缶、レトルトさつま芋レモン煮

4. レトルト粥、焼き鳥缶、ホールコーン缶とドレッシングパック

レトルト粥、サバの味噌煮缶、レトルトさつま芋レモン煮

199 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「199」、「200」に答えよ。

K 病院に勤務する管理栄養士である。

K 病院は 300 床である。給食管理業務は、直営方式によるクックサーブシステム で運営されている。調理従事者は正規雇用者 8 名である。

なお、調理場に設置されている主な機器は、回転佂、炊飯器、スチームコンベク ションオーブン、ガステーブル、フライヤー、温蔵庫、冷凍庫、冷蔵庫、ブラストチラーである。

調理従事者 K が自宅で骨折し、提出された診断書により 1 か月の休職が決まっ た。臨時の人員補充のめどが立たないので、 1 人少ない人数での今後 1 か月間の対 応を検討した。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 調理従事者に勤務時間の延長を依頼し、献立を変更しないで対応する。

2. 生鮮野菜を冷凍野菜に切り換え、献立を変更して対応する。

3. 朝食をパン、ジャム、牛乳に変更し、昼食の料理数を増やす。

4. クックサーブシステムにクックチルシステムを併用し、献立を変更しないで作業密度の低い時間に調理を行って対応する。

クックサーブシステムにクックチルシステムを併用し、献立を変更しないで作業密度の低い時間に調理を行って対応する。

200 管理栄養士(第35回) 次の文を読み「199」、「200」に答えよ。

K 病院に勤務する管理栄養士である。

K 病院は 300 床である。給食管理業務は、直営方式によるクックサーブシステム で運営されている。調理従事者は正規雇用者 8 名である。

なお、調理場に設置されている主な機器は、回転佂、炊飯器、スチームコンベク ションオーブン、ガステーブル、フライヤー、温蔵庫、冷凍庫、冷蔵庫、ブラストチラーである。

今回の給食管理業務の対応を行うに当たっての、重要な注意事項である。 最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
詳細

1. 過去のインシデントレポートから厨房内で滑りやすい場所を確認する。

2. 食材料段階での異物混入の確認方法を再考する。

3. 誤配食にならないように、トレーセット内容の確認方法を再考する。

4. HACCP に基づいて、衛生管理マニュアルを再考する。

HACCP に基づいて、衛生管理マニュアルを再考する。


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