76 |
管理栄養士(第36回) |
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脂溶性ビタミンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンAは、血液凝固因子の活性化に必要である。
2. ビタミンDは、小腸で活性型に変換される。
3. 活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を抑制する。
4. ビタミンEは、過酸化脂質の生成を促進する。
5. ビタミンKは、骨形成に必要である。
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ビタミンKは、骨形成に必要である。
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77 |
管理栄養士(第36回) |
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水溶性ビタミンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンB₁の要求量は、たんぱく質摂取量に比例する。
2. ビタミンB₂の補酵素型は、ピリドキサールリン酸である。
3. ビタミンB₁₂は、分子内にモリブデンを含有する。
4. 葉酸は、核酸合成に必要である。
5. ビオチンの吸収は、アビジンにより促進される。
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葉酸は、核酸合成に必要である。
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78 |
管理栄養士(第36回) |
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カルシウムとリンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 体内カルシウムの約10%は、血液中に存在する。
2. 血中カルシウム濃度の低下は、骨吸収を抑制する。
3. カルシウムの小腸での吸収は、リンにより促進される。
4. リンは、体内に最も多く存在するミネラルである。
5. リンは、核酸の構成成分である。
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リンは、核酸の構成成分である。
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79 |
管理栄養士(第36回) |
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微量ミネラルに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 鉄は、グルタチオンペルオキシダーゼの構成成分である。
2. 亜鉛は、甲状腺ホルモンの構成成分である。
3. 銅は、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の構成成分である。
4. セレンは、シトクロムの構成成分である。
5. クロムは、ミオグロビンの構成成分である。
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銅は、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の構成成分である。
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80 |
管理栄養士(第36回) |
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電解質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 電解質の分布は、細胞外液と細胞内液で同じである。
2. 血液のpHは、炭酸・重炭酸緩衝系によって調節されている。
3. 血液のpHは、6.35~6.45の範囲に調節されている。
4. アルカローシスは、血液が正常範囲から酸性に傾く状態である。
5. 血中ナトリウム濃度の上昇は、血漿浸透圧を低下させる。
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血液のpHは、炭酸・重炭酸緩衝系によって調節されている。
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81 |
管理栄養士(第36回) |
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エネルギー代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 1日当たりのエネルギー消費量は、基礎代謝より食事誘発性熱産生(DIT)によるものが多い。
2. 食事誘発性熱産生(DIT)量は、糖質で100kcalを摂取した時より、たんぱく質で100kcalを摂取した時の方が多い。
3. 食事誘発性熱産生(DIT)により発生したエネルギーは、筋肉の運動に利用される。
4. 安静時における単位重量当たりのエネルギー消費量は、骨格筋より脂肪組織が多い。
5. 単位重量当たりに産生される熱エネルギー量は、褐色脂肪組織より白色脂肪組織が多い。
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食事誘発性熱産生(DIT)量は、糖質で100kcalを摂取した時より、たんぱく質で100kcalを摂取した時の方が多い。
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82 |
管理栄養士(第36回) |
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栄養アセスメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ウエスト周囲長の測定は、皮下脂肪蓄積量の推定に用いる。
2. 生体指標は、食事摂取状況を反映しない。
3. 尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関する。
4. 高張性脱水では、血漿浸透圧が低下している。
5. 窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が増加している。
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尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関する。
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83 |
管理栄養士(第36回) |
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栄養アセスメントに用いる指標のうち、半減期が約3日の血液成分である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. レチノール結合たんぱく質
2. トランスサイレチン
3. トランスフェリン
4. アルブミン
5. ヘモグロビン
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トランスサイレチン
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84 |
管理栄養士(第36回) |
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日本人の食事摂取基準(2020年版)において、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもってEARとしたビタミンである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンA
2. ビタミンB₁
3. ナイアシン
4. ビタミンB₁₂
5. 葉酸
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ビタミンB₁
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85 |
管理栄養士(第36回) |
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日本人の食事摂取基準(2020年版)における成人の食塩相当量の目標量に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. WHOが推奨している量とした。
2. 日本高血圧学会が推奨している量とした。
3. 国民健康・栄養調査における摂取量の中央値とした。
4. WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とした。
5. 健康日本2(第二次)の目標値とした。
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WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とした。
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86 |
管理栄養士(第36回) |
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加齢に伴う体水分量の変化とその調整に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 体重に対する細胞外液量の割合は、新生児が成人より高い。
2. 体重に対する細胞内液量の割合は、高齢者が成人より高い。
3. 体重1kg当たりの不感蒸泄量は、乳児が成人より少ない。
4. 体重1kg当たりの水分必要量は、幼児が成人より少ない。
5. 口渇感は、高齢者が成人より鋭敏である。
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体重に対する細胞外液量の割合は、新生児が成人より高い。
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87 |
管理栄養士(第36回) |
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妊娠期の母体の変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 血中ヘモグロビン値は、低下する。
2. 基礎代謝量は、低下する。
3. 腎血流量は、減少する。
4. インスリン感受性は、増大する。
5. 膀胱容量は、増大する。
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血中ヘモグロビン値は、低下する。
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88 |
管理栄養士(第36回) |
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授乳期の母体の生理的特徴に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー必要量は、非妊娠時に比べ低下する。
2. 血中プロゲステロン濃度は、妊娠期に比べ上昇する。
3. プロラクチンは、分娩後の子宮収縮を促す。
4. 吸啜刺激は、オキシトシン分泌を促進する。
5. 尿中カルシウム排泄量は、非妊娠時に比べ増加する。
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吸啜刺激は、オキシトシン分泌を促進する。
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89 |
管理栄養士(第36回) |
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母乳と調乳に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 人乳は、牛乳よりカゼイン含量が多い。
2. 人乳は、牛乳より飽和脂肪酸含量が多い。
3. 初乳は、成熟乳より分泌型IgAを多く含む。
4. エンテロバクター・サカザキ(坂崎菌)の死滅に必要な調乳温度は、50~60℃である。
5. 家庭での1回分の調乳では、終末殺菌法を用いる。
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初乳は、成熟乳より分泌型IgAを多く含む。
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90 |
管理栄養士(第36回) |
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生後7、8か月を目安に開始する離乳食である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 果汁などの液体
2. なめらかにすりつぶした状態のもの
3. 舌でつぶせる固さのもの
4. 歯ぐきでつぶせる固さのもの
5. 歯ぐきで噛める固さのもの
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舌でつぶせる固さのもの
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91 |
管理栄養士(第36回) |
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成長期に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 幼児身体発育曲線で、3歳児の身長を評価する場合は、仰臥位で測定した値を用いる。
2. カウプ指数による肥満判定の基準は、1~3歳で同じである。
3. カルシウムの1日当たりの体内蓄積量は、男女ともに12~14歳で最も多い。
4. 永久歯が生えそろうのは、7~9歳である。
5. 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、思春期が幼児期より高い。
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カルシウムの1日当たりの体内蓄積量は、男女ともに12~14歳で最も多い。
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92 |
管理栄養士(第36回) |
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更年期の女性にみられる生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 黄体形成ホルモン(LH)分泌量は、減少する。
2. 卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌は、亢進する。
3. 一酸化窒素合成は、亢進する。
4. 骨形成は、骨吸収を上回る。
5. 血中LDLコレステロール値は、低下する。
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卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌は、亢進する。
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93 |
管理栄養士(第36回) |
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高血圧予防のために、健常者に対して積極的な摂取が推奨される栄養素である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食物繊維
2. カリウム
3. カルシウム
4. マグネシウム
5. ヨウ素
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ヨウ素
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94 |
管理栄養士(第36回) |
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IADL(手段的日常生活動作)を評価するための項目である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食事
2. 更衣
3. 入浴
4. 買い物
5. 排泄
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買い物
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95 |
管理栄養士(第36回) |
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85歳、女性。身長148cm、体重38kg、BMI 17.3kg/m²。食事は自立している。塩味を感じにくくなり、濃い味を好むようになった。この3か月は、食事中にむせることが増え、食欲が低下し、体重が2kg減少。歩行速度の低下もみられる。この女性の栄養アセスメントの結果である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギー量は、充足している。
2. 除脂肪体重は、増加している。
3. 筋力は、維持している。
4. 嚥下機能は、低下している。
5. 塩味の閾値は、低下している。
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嚥下機能は、低下している。
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96 |
管理栄養士(第36回) |
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習慣的な持久的運動による生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. インスリン抵抗性は、増大する。
2. 血中HDLコレステロール値は、低下する。
3. 安静時血圧は、上昇する。
4. 骨密度は、低下する。
5. 最大酸素摂取量は、増加する。
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最大酸素摂取量は、増加する。
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97 |
管理栄養士(第36回) |
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特殊環境下での生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 高温環境では、皮膚血管が収縮する。
2. 低温環境では、基礎代謝量が低下する。
3. 低温環境では、アドレナリン分泌が抑制される。
4. 低圧環境では、肺胞内酸素分圧が低下する。
5. 無重力環境では、循環血液量が増加する。
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低圧環境では、肺胞内酸素分圧が低下する。
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98 |
管理栄養士(第36回) |
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妊娠8週の妊婦。妊娠前からBMI 18.5kg/m²未満であるが、妊娠中の適正な体重増加にほとんど関心がない。トランスセオレティカルモデルに基づいた支援として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 少しずつ食べる量を増やす工夫について説明する。
2. 母体のやせが胎児に及ぼす影響を考えてもらう。
3. 体重を増やすと目標宣言をして、夫に協力を求めるように勧める。
4. 毎日体重を測ってグラフ化することを勧める。
5. 自分にとってのストレスと、その対処方法を考えてもらう。
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母体のやせが胎児に及ぼす影響を考えてもらう。
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99 |
管理栄養士(第36回) |
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K保育園で、4歳児に対する野菜摂取量の増加を目的とした食育を行った。計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 野菜をたくさん食べると、風邪をひきにくくなると説明する。
2. 給食の時間に野菜を残さず食べるよう、声掛けをしてまわる。
3. 野菜を食べることの大切さについて、家庭に食育だよりを配布する。
4. 5歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。
5. 給食の野菜を全部食べたら、シールをもらえるというルールを作る。
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5歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。
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100 |
管理栄養士(第36回) |
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健康教室への参加者が、ある効能をうたった、いわゆる健康食品に関する情報をインターネットで調べた。これに続く参加者の行動とヘルスリテラシーのレベルの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 自分と同年代の人の体験談を読んで、自分にも当てはまるか、考えた。 ―― 機能的ヘルスリテラシー
2. 健康教室の参加者と一緒に、情報の信頼性について議論した。 ―――――― 機能的ヘルスリテラシー
3. 説明文書をよく読んで、確実に理解するようにした。 ―――――――――― 相互作用的(伝達的)ヘルスリテラシー
4. その食品に関して集めた情報を家族に伝えた。 ――――――――――――― 批判的ヘルスリテラシー
5. 本当に効果があるのかを疑って、さらに情報を集めた。 ――――――――― 批判的ヘルスリテラシー
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本当に効果があるのかを疑って、さらに情報を集めた。 ――――――――― 批判的ヘルスリテラシー
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