151 |
管理栄養士(第36回) |
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プリシード・プロシードモデルに基づいた、成人を対象とした肥満改善プログラムを実施した。プログラム終了時の評価項目である。経過評価の指標として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 肥満者(BMI 25kg/m²以上)の割合
2. 脂質異常症の者の割合
3. 主食・主菜・副菜がそろった食事をする者の割合
4. 食品購入時に栄養成分表示を見る者の割合
5. プログラムに継続して参加した者の割合
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プログラムに継続して参加した者の割合
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152 |
管理栄養士(第36回) |
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「避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量」に示されている栄養素である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンA
2. ビタミンD
3. ビタミンE
4. ビタミンB₁
5. ビタミンB₆
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ビタミンB₁
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153 |
管理栄養士(第36回) |
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特定給食施設の設置者が取り組むことで、利用者の適切な栄養管理につながる取組である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 管理栄養士や栄養士の配置
2. 利用者の栄養状態を多職種で共有できる仕組みづくり
3. 食料自給率向上のためのシステム構築
4. 食中毒を防止するための施設設備の整備
5. 自然災害の発生を想定した地域連携
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食料自給率向上のためのシステム構築
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154 |
管理栄養士(第36回) |
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健康増進法に基づき、管理栄養士を置かなければならない特定給食施設である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 3歳以上の児に昼食100食を提供する保育所
2. 朝食、夕食でそれぞれ250食を提供する社員寮
3. 朝食30食、昼食300食を提供する大学の学生食堂
4. 朝食50食、昼食450食、夕食100食を提供する社員食堂
5. 朝食、昼食、夕食合わせて800食を提供する病院
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朝食、昼食、夕食合わせて800食を提供する病院
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155 |
管理栄養士(第36回) |
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小・中学校における給食の栄養・食事計画に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 学校給食摂取基準は、性・年齢別の基準が設定されている。
2. 献立は、食に関する指導の全体計画を踏まえて作成する。
3. 残菜量を抑制するために、児童生徒が苦手とする食品の使用を避ける。
4. 調理従事者の労務費を抑えるために、献立に地場産物を積極的に取り入れる。
5. 献立作成業務は、学校給食の趣旨を十分に理解した業者に委託する。
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献立は、食に関する指導の全体計画を踏まえて作成する。
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156 |
管理栄養士(第36回) |
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コンベンショナルシステムからセントラルキッチンシステムに移行することになった。移行計画と経営管理のプロセスとの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 経営方針に基づく移行計画の策定 ――――――――――――― 指揮
2. 移行計画を実行するための担当業務の明確化 ―――――――― 計画
3. 移行計画の目標に向けた指導 ――――――――――――――― 調整
4. 移行計画進行中に発生した問題の担当者間での協議 ――――― 組織化
5. 移行計画進行中の、経営方針に適合しない実施活動の制限 ―― 統制
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移行計画進行中の、経営方針に適合しない実施活動の制限 ―― 統制
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157 |
管理栄養士(第36回) |
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クックサーブシステムで、直営で給食の運営を行っている病院である。調理従事者にはパートタイマーが含まれる。朝食をアッセンブリーサーブシステムに変更することになった。このことにより、削減が期待できない項目である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 調理機器の使用時間
2. 大型調理機器の減価償却費
3. 直接労務費
4. 調理従事者の作業量
5. 水道使用量
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大型調理機器の減価償却費
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158 |
管理栄養士(第36回) |
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社員食堂に配属され、初めて調理業務を担当する調理従事者に対する初期教育の内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 衛生的な作業環境の改善方法
2. 効率化を目指した調理方法
3. 調理機器の安全な使用方法
4. 社員食堂の経営計画の策定方法
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調理機器の安全な使用方法
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159 |
管理栄養士(第36回) |
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介護保険施設における、目測法による個人の食事摂取量の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 正確な摂取量を把握できる。
2. 食べ残し量で摂取量を評価する。
3. 評価は、評価者個人の基準を用いて行う。
4. 食べ残したお浸しの汁は、残菜に含める。
5. 食べこぼした食品は、残菜に含めない。
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食べ残し量で摂取量を評価する。
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160 |
管理栄養士(第36回) |
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一汁二菜の定食方式で運営している事業所給食において、個別対応の方法を検討した。調理工程が増えるものとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 飯を大盛り、中盛り、小盛りから選択できるようにする。
2. 飯を白米と雑穀米から選択できるようにする。
3. シチューにスモールサイズを作り、選択できるようにする。
4. 汁物を付けるか付けないかを選択できるようにする。
5. 調味料コーナーに市販のノンオイルドレッシングを追加する。
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飯を白米と雑穀米から選択できるようにする。
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161 |
管理栄養士(第36回) |
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給食管理で用いる帳票とその評価項目の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食材料費日計表 ―― 食品群別の使用量
2. 食品受払簿 ―――― 食品構成
3. 検食簿 ―――――― 給食利用者の栄養状態
4. 栄養出納表 ―――― 一定期間の給与栄養素量
5. 栄養管理報告書 ―― 個人の食事摂取量
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栄養出納表 ―――― 一定期間の給与栄養素量
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162 |
管理栄養士(第36回) |
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給食の品質管理における評価項目と品質の種類の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 出来上がった汁物の調味濃度 ―― 設計品質
2. 盛り残した量 ――――――――― 設計品質
3. 提供時の温度 ――――――――― 適合(製造)品質
4. 利用者の満足度 ―――――――― 適合(製造)品質
5. 献立の栄養成分値 ――――――― 総合品質
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提供時の温度 ――――――――― 適合(製造)品質
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163 |
管理栄養士(第36回) |
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300食のキャベツのソテー(1人当たりの純使用量60g)を、容量70Lの回転釜1台で調理する際の留意点である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 水洗後、水切りせずに加熱する。
2. 強火で短時間加熱する。
3. 複数回に分けず、一度に調理する。
4. 蓋を閉めて加熱する。
5. 回転釜の中央に集めて加熱する。
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強火で短時間加熱する。
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164 |
管理栄養士(第36回) |
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食材料管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 生鮮食品の納品量は、食品受払簿に記録する。
2. 在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。
3. 植物油は、当日消費量を発注する。
4. 米の棚卸し金額は、予定献立表の使用量から算出する。
5. 砂糖の期首在庫量は、当月の購入量から算出する。
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在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。
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165 |
管理栄養士(第36回) |
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給食のオペレーションシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. コンベンショナルシステムは、サテライトキッチンで盛付け作業を行う。
2. クックサーブシステムは、調理後、冷凍保存するシステムである。
3. クックチルシステムは、クックサーブシステムに比べ、労働生産性が低下する。
4. クックフリーズシステムは、前倒し調理による計画生産が可能である。
5. アッセンブリーサーブシステムでは、調理従事者の高い調理技術が必要である。
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クックフリーズシステムは、前倒し調理による計画生産が可能である。
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166 |
管理栄養士(第36回) |
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給食の生産計画の立案時に確認すべき項目と作成する帳票類の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 調理における付帯作業 ――― 作業指示書
2. 調理従事者ごとの作業量 ―― 作業指示書
3. 調理機器の使用時間帯 ――― 作業工程表
4. 使用食材の切り方 ――――― 作業工程表
5. 調理作業の所要時間 ―――― 作業動線図
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調理機器の使用時間帯 ――― 作業工程表
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167 |
管理栄養士(第36回) |
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予定食数300食の給食施設の献立として、鮭の塩焼き(使用量70g、1人1切)、付け合わせとして大根おろし(大根の純使用量30g)を計画した。発注から盛り付けまでの作業として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 鮭は、総重量で発注する。
2. 検収時に、納品された大根を本数で確認する。
3. 下処理時に、大根を人数分に切り分ける。
4. 大根おろしの出来上がり量から、1人分の盛り付けの目安量を把握する。
5. 鮭は、計量しながら盛り付ける。
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大根おろしの出来上がり量から、1人分の盛り付けの目安量を把握する。
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168 |
管理栄養士(第36回) |
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衛生管理上、望ましい大量調理施設の構造と設備に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 床は、汚れが目立たない色にする。
2. 排水溝には、勾配をつけない。
3. 球根皮むき機は、主調理室に設置する。
4. 壁と床の境目は、R構造にする。
5. グリストラップは、配膳室に設置する。
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壁と床の境目は、R構造にする。
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169 |
管理栄養士(第36回) |
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給食施設におけるインシデントレポートに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 給食利用者に危害が及んだ事故について報告する。
2. 作業観察を行って作成する。
3. 報告者の責任を問うことに活用する。
4. 分析結果は、給食従事者に公開しない。
5. 給食従事者の危機管理に対する意識向上につながる。
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給食従事者の危機管理に対する意識向上につながる。
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170 |
管理栄養士(第36回) |
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給食施設におけるHACCPシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. HACCPシステムは、危害発生後の状況を分析することを目的とする。
2. HACCPシステムによる衛生管理の前提条件として、一般的衛生管理プログラムを整備する。
3. HACCPチームは、外部の専門家のみで編成する。
4. 危害分析(HA)は、原材料の購入から利用者が喫食を終えるまでを対象とする。
5. HACCPプランの検証のために、重要管理点(CCP)を設定する。
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HACCPシステムによる衛生管理の前提条件として、一般的衛生管理プログラムを整備する。
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171 |
管理栄養士(第36回) |
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K市の子育て世代包括支援センターに勤務する管理栄養士である。
保健師から、妊婦Aさんが胎児の成長に必要な栄養が摂れているか心配しているので、相談にのってほしいと言われた。
Aさんは、18歳、妊娠8週目、初産婦。未婚、一人暮らし、接客業、年収180万円。身長160cm、体重55kg、妊娠前体重54kg、喫煙習慣なし。飲酒習慣なし。つわりの症状はない。
1日の食事内容を聞き取った(表)。普段も同じような食事をしているという。「このような食事で大丈夫ですか。」というAさんに対する返事である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーはほぼ足りていますし、主食・主菜・副菜も摂れているので、大きな問題はないですよ。
2. エネルギーは足りていますが、主菜が足りなく改善が必要ですね。
3. エネルギーはかなり不足していますが、主食・主菜・副菜は摂れているので、問題はないですよ。
4. エネルギーは不足していますし、主菜も足りなく改善が必要ですね。
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エネルギーはほぼ足りていますし、主食・主菜・副菜も摂れているので、大きな問題はないですよ。
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172 |
管理栄養士(第36回) |
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さらに、妊娠中期に向けて優先すべきアドバイスである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 葉酸のサプリメントを摂取しましょう。
2. 間食に果物を食べましょう。
3. 朝食に主食も食べましょう。
4. 夜の間食はやめましょう。
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朝食に主食も食べましょう。
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173 |
管理栄養士(第36回) |
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Aさんから簡単にできる料理を教えてほしいと言われた。要望を踏まえ、さらにAさんの状況を考慮して提案する料理である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 1回で食べきれる料理
2. 有機農産物を利用した料理
3. 多様な食材を使った料理
4. 食材費が安価な料理
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食材費が安価な料理
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174 |
管理栄養士(第36回) |
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K保育園に勤務する管理栄養士である。
保育園児は、2歳10か月、女児。0歳9か月のときに、小児クリニックで大豆アレルギーと診断された。2歳0か月のとき、自宅でアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことがある。
医師が記載した「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、大豆・大豆製品を完全除去した給食を提供している。エピペン®を保育園に預けている。
身長90cm、体重13kg、成長の遅滞はみられない。父、母、兄(5歳)と暮らしている。
保育園で提供しているおやつである。女児のおやつとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ドーナツ[ 原材料:バター、卵、砂糖、おからパウダー、小麦粉、植物油 ]
2. マカロニきな粉[ 原材料:マカロニパスタ、きな粉、砂糖、食塩 ]
3. プリン[ 原材料:豆乳、砂糖、寒天パウダー、バニラエッセンス ]
4. クッキー[ 原材料:小麦粉、バター、砂糖、食塩、イースト ]
5. せんべい[ 原材料:うるち米、植物油脂、食塩、もち米粉、調味料(アミノ酸等)、植物レシチン(一部に大豆を含む)]
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クッキー[ 原材料:小麦粉、バター、砂糖、食塩、イースト ]
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175 |
管理栄養士(第36回) |
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K保育園に勤務する管理栄養士である。
保育園児は、2歳10か月、女児。0歳9か月のときに、小児クリニックで大豆アレルギーと診断された。2歳0か月のとき、自宅でアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことがある。
医師が記載した「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、大豆・大豆製品を完全除去した給食を提供している。エピペン®を保育園に預けている。
身長90cm、体重13kg、成長の遅滞はみられない。父、母、兄(5歳)と暮らしている。
毎月1回行われる女児の保護者との献立確認の席で、女児が最近、兄の食べる市販のチョコレート菓子を口にしていることを保護者が相談した。「湿疹も出ています。ダメと注意すると、もっと食べたがって、どうしたらよいか困っています。」と訴えた。これに対する管理栄養士の発言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. チョコレート菓子が湿疹の原因ですね。お兄ちゃんが食べるのをやめさせましょう。
2. お兄ちゃんが食べているのを見たら、食べたくなりますよね。お菓子の原材料表示を確認してみてください。
3. お話も上手になってきたので、保育園で、お子さんに食物アレルギーについて話してみます。
4. ご家庭でのおやつについては、保育園ではお答えできません。
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お兄ちゃんが食べているのを見たら、食べたくなりますよね。お菓子の原材料表示を確認してみてください。
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