管理栄養士(第36回) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
126 管理栄養士(第36回) 腎疾患の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 急性糸球体腎炎では、エネルギーを制限する。

2. 微小変化型ネフローゼ症候群では、たんぱく質摂取量を0.8g/kg標準体重/日とする。

3. 急性腎不全では、利尿期の後に乏尿期となる。

4. 慢性腎不全では、血中1α,25−ジヒドロキシビタミンD値が低下する。

5. 尿路結石では、水分を制限する。

慢性腎不全では、血中1α,25−ジヒドロキシビタミンD値が低下する。

127 管理栄養士(第36回) 標準体重50kgのCKD患者。血圧152/86mmHg、血清カリウム値4.8mEq/L、eGFR 37mL/分/1.73m²。この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せである。ただし、食塩は6g/日未満とする。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギー:1,200(kcal/日)  たんぱく質:40(g/日)  カリウム:1,000(mg/日)

2. エネルギー:1,200(kcal/日)  たんぱく質:50(g/日)  カリウム:2,000(mg/日)

3. エネルギー:1,600(kcal/日)  たんぱく質:40(g/日)  カリウム:2,000(mg/日)

4. エネルギー:1,600(kcal/日)  たんぱく質:50(g/日)  カリウム:2,500(mg/日)

5. エネルギー:1,800(kcal/日)  たんぱく質:60(g/日)  カリウム:3,000(mg/日)

エネルギー:1,600(kcal/日)  たんぱく質:40(g/日)  カリウム:2,000(mg/日)

128 管理栄養士(第36回) 30歳、女性、甲状腺機能亢進症。BMI 20kg/m²、標準体重45kg。この患者の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギーは、20~25kcal/kg標準体重/日とする。

2. たんぱく質は、0.8~1.0g/kg標準体重/日とする。

3. カルシウムは、650~1,000mg/日とする。

4. ヨウ素は、3,000μg/日以上とする。

5. 水分の補給は、700mL/日以下とする。

カルシウムは、650~1,000mg/日とする。

129 管理栄養士(第36回) COPDの病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 1秒率は、上昇する。

2. 動脈血酸素分圧は、低下する。

3. 除脂肪体重は、増加する。

4. 投与エネルギー量を制限する。

5. たんぱく質を制限する。

動脈血酸素分圧は、低下する。

130 管理栄養士(第36回) 60歳、男性。胃全摘術後10年を経過し、貧血と診断された。ヘモグロビン値10.2g/dL、フェリチン値200ng/mL(基準値15~160ng/mL)、MCV 110fL(基準値79~100fL)、MCHC 31%(基準値26.3~34.3%)。この貧血の原因として考えられる栄養素である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. ビタミンB₁

2. ビタミンB₁₂

3. ビタミンC

4. カルシウム

5. 鉄

ビタミンB₁₂


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131 管理栄養士(第36回) 70歳、女性。体重48kg、標準体重50kg。自宅療養中の骨粗鬆症患者である。1日当たりの栄養素等摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギー 1,500kcal

2. たんぱく質 60g

3. ビタミン4μg

4. ビタミンK 300μg

5. カルシウム700mg

ビタミン4μg

132 管理栄養士(第36回) 鶏卵アレルギー患者が、外食時に避ける必要のない食べ物である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. ポテトサラダ

2. 焼きはんぺん

3. シュークリーム

4. エビフライ

5. 鶏肉の照り焼き

鶏肉の照り焼き

133 管理栄養士(第36回) がん患者の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 悪液質では、食欲が亢進する。

2. 悪液質では、除脂肪体重が増加する。

3. 不可逆的悪液質では、35~40kcal/kg標準体重/日のエネルギー投与が必要である。

4. がんと診断された時から、緩和ケアを開始する。

5. 緩和ケアでは、心理社会的問題を扱わない。

がんと診断された時から、緩和ケアを開始する。

134 管理栄養士(第36回) 消化器疾患術後及びその合併症と栄養管理の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 食道全摘術後反回神経麻痺 ――――― 嚥下調整食

2. 胃全摘術後後期ダンピング症候群 ―― 高炭水化物食

3. 膵頭十二指腸切除術後 ――――――― 高脂肪食

4. 小腸広範囲切除術後 ―――――――― カルシウム制限

5. 大腸全摘術後 ――――――――――― 水分制限

食道全摘術後反回神経麻痺 ――――― 嚥下調整食

135 管理栄養士(第36回) フェニルケトン尿症の治療用ミルクで除去されているアミノ酸である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. シスチン

2. メチオニン

3. アラニン

4. フェニルアラニン

5. チロシン

フェニルアラニン


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136 管理栄養士(第36回) 妊娠20週の妊婦、34歳。身長151cm、体重56kg、非妊娠時体重52kg(BMI 22.8kg/m²)、標準体重50kg、妊娠高血圧症候群と診断された。心不全および腎不全は見られない。この妊婦の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギー摂取量は、1,700kcal/日とする。

2. たんぱく質摂取量は、40g/日とする。

3. 食塩摂取量は、3g/日とする。

4. 水分摂取量は、500mL/日以下とする。

5. 動物性脂肪は、積極的に摂取する。

エネルギー摂取量は、1,700kcal/日とする。

137 管理栄養士(第36回) わが国の公衆栄養活動の歴史に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 海軍の脚気対策は、森林太郎による。

2. 私立栄養学校の最初の設立は、鈴木梅太郎による。

3. 第二次世界大戦前の栄養行政は、栄養改善法による。

4. 1945年の東京都民栄養調査の実施は、連合国軍総司令部(GHQ)の指令による。

5. ララ物資の寄贈は、国連世界食糧計画(WFP)による。

1945年の東京都民栄養調査の実施は、連合国軍総司令部(GHQ)の指令による。

138 管理栄養士(第36回) 国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果の栄養素等摂取量について、年次推移を図に示した。図のa~dに該当する組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
詳細

1. a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:炭水化物  d:エネルギー

2. a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:エネルギー  d:炭水化物

3. a:動物性脂質  b:エネルギー  c:動物性たんぱく質  d:炭水化物

4. a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:エネルギー  d:炭水化物

5. a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:炭水化物  d:エネルギー

a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:エネルギー  d:炭水化物

139 管理栄養士(第36回) 食品の生産と流通、消費に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. フードバランスシート(食料需給表)の作成は、国連世界食糧計画(WFP)の作成の手引きに準拠している。

2. 品目別食料自給率は、各品目における自給率を重量ベースで算出している。

3. わが国の食料自給率(カロリーベース)は、先進諸国の中で高水準である。

4. 食料品が入手困難となる社会状況を、フードファディズムという。

5. 食料自給率の向上に向けた取組として、スマート・ライフ・プロジェクトがある。

品目別食料自給率は、各品目における自給率を重量ベースで算出している。

140 管理栄養士(第36回) 世界の健康・栄養問題および栄養状態に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 開発途上国には、NCDsの問題は存在しない。

2. ビタミンA欠乏症は、開発途上国の多くで公衆栄養上の問題となっている。

3. 栄養不良の二重負荷とは、発育阻害と消耗症が混在する状態をいう。

4. 小児の発育阻害の判定には、身長別体重が用いられる。

5. 栄養転換では、食物繊維の摂取量の増加がみられる。

ビタミンA欠乏症は、開発途上国の多くで公衆栄養上の問題となっている。


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141 管理栄養士(第36回) 健康増進法で定められている事項のうち、厚生労働大臣が行うものである。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 都道府県健康増進計画の策定

2. 国民健康・栄養調査における調査世帯の指定

3. 特定給食施設に対する勧告

4. 特別用途表示の許可

5. 食事摂取基準の策定

食事摂取基準の策定

142 管理栄養士(第36回) 栄養士法に規定されている内容である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 特定給食施設における管理栄養士の配置

2. 特定機能病院における管理栄養士の配置

3. 栄養指導員の定義

4. 管理栄養士の定義

5. 食品衛生監視員の任命

管理栄養士の定義

143 管理栄養士(第36回) 国民健康・栄養調査の栄養摂取状況調査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 3日間行われる。

2. 調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる。

3. 調理による食品中の栄養素量の変化は、考慮しない。

4. 対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。

5. 対象者は、20歳以上である。

対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。

144 管理栄養士(第36回) 健康日本21(第二次)で示されている目標項目である。正しいのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 成人期のう蝕のない者の増加

2. 食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加

3. 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日1回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加

4. 妊娠中の飲酒量の減少

5. 郷土料理や伝統料理を月1回以上食べている者の割合の増加

食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加

145 管理栄養士(第36回) 国際的な公衆栄養活動とその組織の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 国際的な栄養表示ガイドラインの策定 ―――――――――――――― 国連世界食糧計画(WFP)

2. 母子栄養に関する世界栄養目標(Global Nutrition Targets)の設定 ―― 世界保健機関(WHO)

3. NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の作成 ―――――――― 国連児童基金(UNICEF)

4. 世界栄養会議(International Conference on Nutrition)の主催 ―――― 国連教育科学文化機関(UNESCO)

5. 食物ベースの食生活指針の開発と活用に関する提言 ―――――――― 国連開発計画(UNDP)

母子栄養に関する世界栄養目標(Global Nutrition Targets)の設定 ―― 世界保健機関(WHO)


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146 管理栄養士(第36回) 食事調査における食事摂取量の変動と誤差に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 個人内変動は、集団内における個人の違いを示す。

2. 日間変動は、個人内変動の1つである。

3. 系統誤差は、調査日数を増やすことで小さくすることができる。

4. 偶然誤差とは、結果が真の値から一定方向へずれることをいう。

5. 過小申告の程度は、BMIが低い者ほど大きい。

日間変動は、個人内変動の1つである。

147 管理栄養士(第36回) 24時間食事思い出し法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 対象者の記憶に依存しない。

2. 栄養素等摂取量の結果は、食品成分表の精度に依存しない。

3. 食事記録法(秤量法)に比べて、対象者の負担が大きい。

4. 食物摂取頻度調査法に比べて、調査者の熟練を必要とする。

5. 陰膳法に比べて、調査費用が高い。

食物摂取頻度調査法に比べて、調査者の熟練を必要とする。

148 管理栄養士(第36回) 食物摂取頻度調査法を用いた栄養疫学研究を行った。残差法における残差の記述として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. 総エネルギー摂取量当たりの栄養素摂取量

2. 総エネルギー摂取量と栄養素摂取量の相関係数

3. 栄養素摂取量の測定値とEARとの差

4. 栄養素摂取量の測定値と平均値との差

5. 栄養素摂取量の測定値と総エネルギー摂取量からの予測値との差

栄養素摂取量の測定値と総エネルギー摂取量からの予測値との差

149 管理栄養士(第36回) 公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. プリシード・プロシードモデルの最終目標は、栄養状態の改善である。

2. 目的設定型アプローチでは、目指す姿を住民参加によって検討する。

3. コミュニティオーガニゼーションの推進には、住民の主体的な活動が必要である。

4. パブリックコメントでは、住民の意見を公募する。

5. 地域の社会資源には、町内会が含まれる。

プリシード・プロシードモデルの最終目標は、栄養状態の改善である。

150 管理栄養士(第36回) 日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づいた集団の食事摂取状況の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 詳細

1. エネルギー摂取の過不足の評価では、集団のBMIの平均値が目標とする範囲外にあるかを確認する。

2. 栄養素の摂取不足の評価では、摂取量がRDAを下回る者の割合を算出する。

3. 栄養素の摂取不足の評価では、摂取量がAIを下回る者の割合を算出する。

4. 栄養素の過剰摂取の評価では、摂取量がULを上回る者の割合を算出する。

5. 生活習慣病の発症予防を目的とした評価では、集団の摂取量の平均値がDGの範囲外にあるかを確認する。

栄養素の過剰摂取の評価では、摂取量がULを上回る者の割合を算出する。


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